私のスペイン語の愛読書、アメリカの作家ノア・ゴードンの長編大河小説「El Medico」(原題「The Physican」邦題「千年医師物語」)がついに映画化されるんですって。封切は2013年。待ってたのですよ、この時を。
私が映画監督なら、主人公をブラピにして映画化するのに...と言い続けて15年以上がたちます。1986年に発表されたこの小説、ヨーロッパではスペインとドイツでベストセラーになったそうです。スペイン人、ノア・ゴードンの小説が好きですもんね。
スペイン語の本を読むと、すぐに眠くなってしまう私が、
夜を徹して、通勤時も肌身離さないで読みきったほど、
ドラマチックなストーリーでした。
時代は11世紀。孤児になった主人公ロブ・コールは、外科医、万能薬売りを兼ねる床屋(当時のヨーロッパの医学ってこの程度だったんでしょうね)に引き取られ、彼と一緒にロンドンからヨーロッパ各地を転々とします。やがて一人になった彼は、内科医になるべく、医療の先進国であったペルシアへと旅立つのでした。
当時の風景、文化、宗教も興味深く、飽きることのない一冊。
秋の夜長にいかがですか。
ドイツ人監督フィリップ・シュテルツェルのもと、主役のロブにはトム・ペイン、最高峰のイスラム医師にはベン・キングズレーが演じます...なーんて書くと、いかにも知ってそうですが、誰も知りません。
中世ペルシアがどんな風に再現されるのか、とても楽しみです。
さてさて、映画は小説を超えられるかしら。
来年の楽しみ第一号です!
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