2018年1月13日土曜日

カタルーニャの村のFonda(食事つきペンション)の魅力

クリスマス休暇の話に後戻り。次回のクリスマスのための覚書として書き留めておこうと思う。

「クリスマスは二家族でピレネーに行こうよ。」と義妹が言い出したのは12月の初め。
「たまにはいいんじゃない?」と返したものの、はたしてピレネーの山の中でクリスマスに営業しているレストランがあるかどうか。
最初に候補に挙がったBoí Taül村や近辺のレストランに全て電話したけど25日は全滅。
24日の夜も難しい。満員なのではなくて営業していないのです。

10年前のクリスマスに家族でフランスピレネーの村に行った時も同じ状況だったことを思いだしました。

クリスマスの3日間(カタルーニャは24日から26日)は親戚、家族が集まって、おばあちゃんやお母さんが料理の腕をふるうメインイベントです。山間部のマイナーな村となると、営業しているレストランを見つけるのは至難の業です。

探しに探してやっと見つけたのが、ジェイダ県のLles村にあるFonda Ca L'Abel

FondaやPosadaは昔風に直訳すると旅籠といったところでしょうか。今風に言えばお食事処付のペンション。
レストランのカテゴリーは普通のレストランより低くなるけれど、肩のはらない家庭的な料理は魅力的でもあります。



24日の夜はレストラン営業、25日は私たちのために営業してくれるとのこと。
ありがとう。


ホテルじゃありませんから、お部屋は田舎風シンプルの極み。

朝の柔らかい光が差し込むダイニングで、普段は賑やかな義妹も静かに朝食をとります。

 食事もシンプル。こんな田舎でも塩味控えめの、身体に優しい味付けです。

セップ茸のパエーリャ。
 見た目は地味ながら、全員に好評で
あっという間になくなりました。

 鴨のコンフィもシンプル。
皮はパリパリ、中身はジューシー。

カガティオ大会にご満悦の甥っ子、姪っ子。
 近くに住んでいても、なかなか一緒に行動する
ことのない義妹家族と、

たまには皆で一緒に小旅行もいいもんだ...と
今回思い直したのでした。
日本にいる長男よ、今度は一緒に行こうよ。
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