2013年6月24日月曜日

日本人留学生とスペインの社会保険医療(続編)

お約束とおり、社会保険事務所に時間予約を取って、確認に行ってきまきました。

1.まずは社会保険事務所INSSでの説明:

「日本人留学生が、スペインの公的医療機関を無料で利用できるのか」の答えは、No。
前回の記事でアップしたとおりの回答が返ってきました。

Catsalutの事務所に行ってさらに確認するようにと言われたため、その足でCatsalutの事務所に直行。

2.Catsalutの事務所での説明:

「日本人留学生が、スペインの公的医療機関を無料で利用できるのか」の答えは、No。

「日本人留学生でも、カードを出して無料で診てもらえている事例もありますが」の問いに、
それは、CAPの窓口の人が間違っているだけです。
日本人のように、個人の資産があって留学などで来る人は、無料ではありません。
(大学の交換留学生など例外はあり)
例外的に社会保険料を支払っていない外国人が無料で社会保険の医療を受けられるのは、
難民など資産が無い人です。
社会保険を払っていない日本人などがCAPで診療を受ける場合は60ユーロ必要です。

昨年4月の法律改正番号は、RDL 16/2012 です。
次のサイトがわかりやすく(?)まとまっています。
よーし、読んだるぞ!っていう方、トライしてください。
http://www.laboral-social.com/reforma-sanidad%20-2012-asistencia-sanitaria-beneficiario-farmacos-copago-medicamentos-profesionales-sanitarios.html

3.CAP(Sagrera)での説明:

念には念をと、CAPの窓口のお兄さんに聞いてみました。
ここにきて、180度方向転換!!!
「大丈夫ですよ!無料です。」(シャキッ)との回答がありました。
同じく RDL 16/2012を出して、日本人であろうと、難民であろうと、外国人は皆同じ。住民届けを出して、カードの申請をしてください。と自信満々の回答。

うーむ、誰を信じましょうか。スペイン特有の「人によって言うことが違う」お役所仕事。

信憑性が高いのは、社会保険とCatsalutの事務所の回答。2ケ所で一致しているし。
ただ、実際に受け付けるのはCAPの受付の人なので、彼らがOKを出せば、カードがあれば無料で診療してもらえるはずです。

ということは、しばらく移行期間ということでしょうか。
100%確実な回答が得られませんでした。
また時間を置いて、別の社会保険事務所に確認しようと思っています。

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コスタブラバとギリシャ遺跡

6月に入ったばかりの週末に、バルセロナのギリシャ人会主催のバスツアーに潜入して、L'EscalaのEmpúries(アンプリアス)にあるギリシャ遺跡を訪れました。
バスツアー参加って、アンドラのスキーツアー以来20年ぶりで、ちょっとワクワク。

Costa Brava(コスタブラバ)でもフランスよりのGolfo de Rosas(ゴルフォ湾)にあるEmpúriesまでバスで1時間半。

この日はギリシャ遺跡見学が目的なので、ビーチはまた日を変えて是非!

さすがアンチョビで有名なL'Escala。美しいビーチが続きます。



彼らの祖先が海を渡って、この地にEmporionという名の都市国家(ポリス)を築いたのが
紀元前600年。
ギリシャ人の皆さん、真剣に説明を聞いています。





祖国に思いを馳せる彫像。

今の深刻なギリシャの実情に
何をか思わん。

小さなギリシャ博物館もあります。小さいながらも充実した展示物。




  可愛い村の佇まい。





Ver mapa más grande

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2013年6月11日火曜日

日本人留学生とスペインの社会保険医療

「日本人留学生が、スペインの公的医療機関を無料で利用できるのか」
私がよく受ける質問です。
                              2年前までは問題なく、Si!でした。

以前は日本人留学生もEMPADRONAMIENTO(住民登録)さえすれば、社会保険の医療カード(カタルーニャの場合はCatSalutのカード)を発行してもらうことができたのです。
つまり留学生が、無料で医療サービスを受けることができたのです。


ところがここ1年、この簡単な問いに、なかなか確実な回答が返ってきませんでした。
スペインの社会保険の財政悪化に伴い社会保険制度が変更される中、医療カードをもらえた人、もらえなかった人、カード持参で公立の病院に行って無料で診てもらえた人、お金を払わされた人がいたりして、一体どれが正しいのかさっぱりわからない状況になりました。

州によって、機関によって、受付の人によって、その日の気分によって対応が異なるのはスペインの常ですが、2013年の4月からまた法律が変わったとの情報も入り、益々わからなくなってきました。
ネットで情報を探しても、雲をつかむよう。

これは直接聞くのが一番と思い、近所の社会保険事務所に出向いてみましたら、「公的医療を受けられる権利」を管轄する事務所に電話照会するように言われました。
INSS(Instituto Nacional de la Seguridad Social)tel:934345200, 901166565

日を変えて、電話番号も変えて同じ質問を3回してみました。

前置きが長くなりましたが、係員3名から同じ回答があったので、おそらく正しい情報だと思います。

日本人留学生がCatSalutのカードをもらえる方法があるか。
NO。以前は住民登録をすれば発行可能でしたが、昨年の4月から発行できなくなりました。
つまり、公立の病院で無料で医療サービスを受けられなくなったということです。
有料で受診をすることはできます。
 
日本人留学生で、以前に発行されたCatSalutのカードを持っている場合、そのままカードを使えるか。
NO。使えなくなりました。

外国人未成年者は公的医療を受ける権利があるという情報を得たが、日本人に当てはまるのか。
NO。これは、アフリカなどのスペインと協定のある国の難民が不法居住者としてスペインに留まった場合、救急治療を受ける権利があるということであって、日本人居住者にはあてはまりません。
  (ちょっと待ってねと言われ、待つことしばし。)
あ、でも心臓発作や、交通事故で生死に関わる状況の場合は別よ。
  (これが、日本人の未成年者のみのことなのか、成人も含まれるのかは不明です。)

日本人の年金生活者や学生が、社会保険料を支払ってCatSalutカードを発行してもらって、公的医療機関で無料で診てもらうことは可能か。
NO。
CatSalutカードが発行されるのは、雇用契約で働いている人(学生を含む)や自営業で社会保険を支払っている人と、その配偶者と子供です。

以上、私が得た最新情報です。

(追加)
6月18日に社会保険事務所に相談に行く予約が取れましたので、ダメ押しの最終確認に
行く予定です。
ご質問、ご意見がおありでしたら、下のメールにご連絡ください。

segurosalud@gmail.com


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2013年6月4日火曜日

シッチェスでクラクラ

予告通り、行ってきました。花の絨毯を見にシッチェスへ。

今回は、カメラを新調したとーさんが、張り切ってスーパー写真を撮ってくれました。

花の絨毯は、先週のArbúciesと比べると大味で、かなり大雑把な仕上がりです。
来年また行くなら、私はArbúciesがいいな。



花の絨毯には、カーネーションの花びらがたくさん使われています。




そして今回のお目当て。
バルコニーの花たち。
クラクラするぐらい綺麗な色の
ゼラニウムが窓を飾ります。

結婚式に出席のぼく。可愛すぎ。
今週末はどこに行こうか。。。海も山も手招きします。

フィゲラスの近くEmpúriesのギリシャ遺跡を見て、初泳ぎもいいかも。

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2013年6月2日日曜日

夏 =パエージャ + ビール + 海

6月2日。日曜日。快晴。やっと待ちに待った夏到来です。
夏の風物詩、毎年楽しみにしいているEstrella DammのCMも始まりました。
地中海の夏、友達、ビール、フィエスタが毎年お決まりのテーマです。
昨年までのCMを越えられるかな。

今年は経費削減だそうでちょっと地味めですが、とってもスペインしてていい感じ。
何と言っても、パエージャの作り方がよくわかります。

冷えたビールとパエージャ。たまりません、これ! 
って、私ビール止めたんだったっけ..アカン、多分無理やわ。



気になる撮影スポットの海岸は、コスタブラバの Cala de Sa Tunaのようですよ。

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