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2020年5月7日木曜日

コロナでミシンがやって来た

コロナヴィールスの影響で!?、わが家にミシンがやってきました。

SNSで多くの方が、手作りのセンスの良いマスクの写真を投稿されているのを見て、皆さん器用だなあと感心することしきり。
手縫いで驚くほどきれいに作られている方もいます。
スペインに来てから、ミシンがあれば…というシチュエーションが何度もあったけれど買うには至らず、そういえば、赤ちゃんの部屋のカーテンは手縫いで作ったのでした。

もともと家庭的な女性ではないので、細やかな手仕事の裁縫は大の苦手。
小中学校の家庭科で作ったブラウスもパジャマも採寸間違いだったのか、小さく作ってしまって着れませんでした。

反して、89歳の今もワンピースを作り続ける裁縫が得意な母は、足ふみミシンで私と妹にお揃いのワンピースを作ってくれたものです。
ミシンの上に置いたトランジスターラジオから流れていた音楽は、民謡、歌謡曲からクラシックまでジャンル不問でバラエティに富んでいて、私がジャンルを問わず音楽が好きなのは、そこから始まっているのだと思います。

ミシンと言えば、ボビンケースという部品があったなあと記憶を辿っていると、資生堂の化粧水とミシン油が入り混じったような母のミシンの匂いが蘇ってきました。
私もミシンでカタカタとおもちゃ代わりに何かを縫って遊んでいた記憶はある、ということは、自転車とかスキーと同じで長年使っていなくても、ミシンを前にすえれば勘が戻ってくるかもしれません。

何気なくドイツ系スーパーのオンラインをのぞいてミシンを検索してみると、ベーシックながらもきちんとしたSINGERのミシンが100ユーロ、でも売り切れと出てきて、無性に欲しくなりました。

横で筋トレ中の次男にもらした「あーあ、Lidlの欲しいと思ったミシンが売り切れ…」
のつぶやきが、まさか数日後の母の日のプレゼントになるとは思いもせず。

5月3日母の日に、「ジャジャーン!」と息子達から見せられた、Lidlのミシンのオンライン購入書。
昨年までは、考えるのが面倒な時のスペインのお助けプレゼント、Caja Rojaと呼ばれるネッスルのチョコレート詰め合わせがお決まりだったのに、遂に二人とも勤め人になったんだなあと感慨もひとしおです。
とは言え、イベント音響映像会社勤務の次男はコロナ禍でもれなく準失業で、その先はおそらく完全失業。先行きは全く見えません。

電動ミシンは使ったことがないけれど、基本は足ふみミシンと同じはず。
完璧な説明のYoutubeを発見して心躍ります。スペイン語が聞き取りやすく、わかりやすく無駄がなく、見事なまでに細部まで説明してくれています。
直線縫いまでこぎつけました。
Kukiさん、Mil gracias!!



「で、ママ、何作るの?」
「ん。。。。。。。。。。」

「マスク、作る?」
「多分作らない。」

「そしたらママ、どうしてミシンが欲しかったの?」
「ん。。。。。。。。。。」

まずは直線縫いの練習から始めます。全てはそれからよ!

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2019年7月4日木曜日

久々の話題はバルセロナのZUMBAで

ブログを続けると自分に約束したのに、ずいぶんご無沙汰してしまいました。
父の死去、母のお手伝いに日本へ一時帰国等、3ヶ月の間に色々なことがありました。

気がつけば7月、バルセロナは夏真っ盛り。これから夏を謳歌することにします。

お家で朝の気功はほぼ毎日の日課だけど、週に一度の気功教室はすでに夏休みなので、時間が空いた月曜の夜、近所のZUMBA教室に登録してみました。
気功とZUMBA。対極なようで、基本的な動きには類似点も多く、どちらも楽しい。
で、ZUMBA1日目の感想は…まあまあ、選曲もまあまあ、わざわざ教室にいくほどでもないかなというのが正直なところです。私には安上がりのお家ZUMBAで十分です。

お家ZUMBAの動画を探してみたら、素敵なバルセロナのZUMBAを見つけました。
しかもZUMBA教室完全版です。

場所はForumからDiagonal Marの公園辺り。先生も笑顔が可愛くて、若さ全開でいいですね。
この夏は、朝の気功とシャワーの前のZUMBA。これで行きましょう。



ちょっと古いけどスローなHabanaで呼吸を元にもどして、その後、気功の三焦で
呼吸を整え、立禅で瞑想して終われば、どんなに暑くても快眠間違いなし!なはず。



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2017年4月5日水曜日

ジョージア国に行きたくなった




息子の友達に、ジョージア国出身のジョルジ君がいます。
ジョルジ君のお父さんも友人たちも、皆ジョルジ君らしい。
スペイン語では、Georgia(ヘオルヒア)呼ばれている国の話です。




それにしても、ジョージアと聞くと、最初に思いつくのはアメリカのジョージア州。
そして、レイチャールズがピアノの弾き語りで歌うブルース、「わが心のジョージア」。
何だか紛らわしいけれど、ジョージア国とジョージア州には何の因果関係もなさそう。

ジョージア国は、元ソビエト連邦の構成国、南コーカサスにある共和制国家で、日本でも以前はロシア語読みでグルジアと呼んでいたのですが、グルジアの意向で、日本ではジョージアと呼ぶようになったそうです。反ロシアだからロシア語のグルジアはやめてということでしょうか。
それなら、グルジア語の サカルトヴェロにすればいいのにね。

まあ政治的なことは置いておいて、ダンスの先生に教えてもらった、グルジアのダンスのYoutbeがすっかり気に入ったので、行ってみたくなりました。
とは言え、日本の外務省の海外安全ページでみると、危険レベル1、北側の国境近くは退避勧告が出ていますから、お気軽に旅行で行けるところではないようです。

それでも、音楽とダンスは時代を超える。



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2017年3月1日水曜日

せっかちですがユーロビジョンの話 Eurovision 2017

ミーハーと言われようと、毎年楽しみにしているユーロビジョン。
昨年はウクライナが優勝したので、2017年のファイナルはウクライナの首都キエフで、5月13日に開催されます。

今はまだ各国の予選が進んでいる状況なので代表が出そろっていませんが、すでに決まった代表曲をちょっとのぞき見してみたら。

東欧、バルカン音楽好きの私のツボにはまった曲が、ハンガリーのラッパー、Pápai Jociの
Origo。いかにもロマらしい抜群の歌唱力。
私が好きな曲は優勝しないので、私に指名されたJoci君にはお気の毒ではありますが、応援するからね!優勝しなくても3番ぐらいには入ってほしいな。
ちなみに、ハンガリーは日本と同じく姓が先にきて名前が後にくるそうですから、Pápaiさん家のJoci君ね。


フランスのAlmaちゃんも、エキゾチックな曲の感じが好き。透明感のある声で可愛いし。ごめん、ごめん、私がいいと言うと入賞しないのよね。
熱唱系の曲が多い中で、軽めの曲もそこそこ善戦しそうな気はするんだけど。


紹介した2曲は自国の言語で歌っています。
最近は英語で歌う国が多くて、味気なく感じます。
意味がわからなくてもいいんです。フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語...と色んな言語の歌が聞けるのもユーロビジョンの魅力なのだから。

ちなみにスペインは、バルセロナ市の隣のSabadell市出身のManel Navarro君のDo it for your over。
まだオフィシャルビデオが出ていないので、歌は → こちら
サビの部分が軽やかで悪くはないけど、インパクトに欠けるかな。

3月に入ると、続々各国代表が決まるので、楽しみはこれからです。

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2017年2月18日土曜日

ヒップホップもベリーダンスも何でもフュージョン


探しに探していたダンス教室。
キーワード「ダンス、バルカン音楽、バルセロナ」で引っかかった教室がビンゴ!で、しかも翌々日から新学期開始というタイミングの良さ。即電話をして、定員ぎりぎりで滑り込みセーフで、気がついたらもう踊っていました。

場所は古い修道院を改修した市民会館です。


夜の中庭のカフェは一見の価値ありです。

ダンススタジオ も素敵だし。

あれだけ迷って行きついたダンスは、ヒップホップ・ベリーダンスなのでした。
ヒップホップとベリーダンスのフュージョン。Youtubeとかあまりないので、比較的近い感じのものをペッタンコ。動きがボリウッドにも近いけれど、音楽がヒップホップ。



普段、少林寺系気功の一人練習の時は、中国の二胡などのヒーリングミュージックを使っているんだけど、時々、流派の掟を破って気功をジャズやヒップホップで踊っています。中国の大先生が聞いたらお怒りになることでしょうね。私の流派の気功は、本当は音楽を使ってはいけないのですから。

今回のエステル先生のダンスは、ベリーダンスやフォルクローレを、バルカン音楽やちょっぴりビッチなヒップホップで踊ります。
意外ですが、ベリーダンスの動きもお腹の丹田を安定させることが基本なので、少林寺気功が役に立っています。丹田って、やっぱり大事です。

前のスサーナ先生の時からベリー系のダンスを踊っていて発見したこと。
こういうダンスって、思われがちな、男性に媚びを売るために踊るというより、「自分を好きになる」ために踊っている部分が大きいと思うんです。自分再発見みたいな。
自信喪失、ブルーな気分の時に、男子禁制の女の園(笑)で、思い切り女性を出しきってしまうと、カラッとすっきり。帰りはサバサバと、おっさん気分で帰ります...って、何だかわけがわかんないですが。

最近ちょっと話題になっているスペインのファッションメーカー「Desigual」のプロモーションビデオは、バレエとヒップホップがフュージョンした Hiplet。何でもフュージョンしてしまうんですね。


 
うーん、見る側としては、バレエは純粋にバレエのほうがキレイだと思うんだけどニャー。
ヒップホップ踊るのに、何もつま先立ちしニャくても。

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2017年2月14日火曜日

まじでBollywoodを体験してみたら

一目見て虜になったスサーナ先生のダンス教室が、終わってしまいました。
ついていけなくなるまで続けようと毎週楽しみにしていたのに。

オリエンタル、ギリシャ、インド、アフリカのダンスと、ヨガと気功をミックスしたスサーナ先生と同じようなダンス教室はなかなか見つかりません。音楽もオリエンタルからヒップホップまで選曲のセンスが光ってました。

この際、また一目ぼれするダンスが見つかるまで、クラスのお試しのはしごをしてみましょうか。
小さな国際都市バルセロナにはダンス教室がいっぱいあるし、楽しいかもしれません。

まずは消去法で。
若い頃に一時かじったフラメンコはパス。この歳から始めるには足腰に無理な負担がかかり過ぎる。バレエとかコンテンポラリーはまず無理だし。

とーさん踊れないので、カップルで踊るダンスもパス。これでかなり消去されます。
サルサ、社交ダンス、タンゴ、スィング、....さよなら。

バルセロナのダンス教室を検索し始めると、ほんとに色んなダンスがあるのですね。
ひゃー、Twerkまでありますよ。RihannaがWorkのビデオで踊ってたアレですよね。→ こんなん
健康に良さそうだけど、アハハ、なんぼなんでも無理。セクシーダンス、ブレークダンス、ストリートダンス もねー。論外。

おばちゃんにも優しいカントリーは、一斉に右向け右の統制された動きが好みじゃない。
楽しそうでありながら、一つ間違えると暗くなりそう。 → こんな感じ

Bollywood、オリエンタルダンス、ヒップホップとかジャズダンスが残りましたが、うーむ、いまいちピンときません。Zumbaはお家で一人Zumbaが丁度いいし。
Bollywoodか.... って見てたら、家から行きやすい教室が一件。
電話をしてみたら、お試しをどうぞとのこと。

早速、行ってまいりました。

それほど難しくはないし、初心者クラスなのでついてはいけそう。
でも何というか、パッションがわいてきません。
 1時間半踊ったけど、異様に陽気で、楽しさが空回りして不完全燃焼です。

家に帰ると、「どうだった?」と尋ねる次男に、「まあまあ。」と答える私。
「そうだと思った。音楽がママの好きなジャンルじゃないもんな。」
そうそう、それなんです。音楽が私の趣味じゃないんです。

もちろん、Bollywoodも素敵で、自分が踊るのには好みじゃないということですが。

Bollywoodってどんなん?こんなんです。



今度は何を試してみようかな。

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2017年1月25日水曜日

菩陀☆ォンの問題解決にはアーヘンテと叫んでみよう

スペインの、万事がなかなか前に進まない生活にすっかり慣れたとは言え、プッツン切れそうになるのが、通信会社への電話でのアプローチです。

スペインの大手通信会社、菩陀☆ォンも、藻琵☆ターも、俺☆ジも、電話サービスの対応はどこも似たりよったりで、指定された電話番号に電話をすると、コールセンターに繋がります。
そこからが大変!

お決まりの自動音声で、言語や電話目的を選択していく段階で「スペイン語」を選択すると、対応してくれる係員は100%南米人。南米訛りと機械的な対応で、非常にわかりにくく、何度も機械の自動音声と奮闘した挙句、たらい回しにされるのが常です。コールセンターに電話するのは本当に気が滅入ります。
「カタルーニャ語」を選べば、少なくともスペイン人が対応してくれるので、少しは話が早いですが。

先日、携帯Wifiの不具合で、菩陀☆ォンのお店に行くことになりました。
年配のにこやかな女性に応対してもらったところ、自分で電話をするように、とのこと。
「電話するのは勘弁してよ。電話がAgente(係員)に行き着くまでに、時間と忍耐がいるじゃない。
」と言ったところ、 「コツがあるのよ。」と一言。

「コツ?」
「自動音声は無視していいのよ。AGENTE!と大きな声で、はっきり言ってみて。」
「はあ?」
「 馬鹿みたいに、A・G・E・N・T・E!!と言うのよ。アーヘンテよ!」

本当かな....

そして唱えてみました魔法の言葉、アーヘンテ!

何と自動音声が、「 あなたがAgenteと話したいということを理解しました。」とのたまうではないですか。

3度、アーヘンテを繰り返したところで、あっさりとAgente(係員)に繋がりました。
ウソのような本当の話です。
Agenteと話が出来れば、半分は解決したようなものです。
この日も、あっさりと問題は解決できました。

あまりにも驚いたので 藻琵☆ターで試してみたら、こちらはダメでした。

菩陀☆ォンに電話をされる際は、アーヘンテ!と叫んでみてください。

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2017年1月11日水曜日

10分間回り続けて感じたこと

私のライフワークの気功から少し寄り道をして始めたオーガニックダンス。
オリエンタルダンス、アフリカンダンスに、気功とヨガをアレンジしたダンスです。

先日、ヨガでウォームアップの後、初めてSemaを踊ることになりました。

Semaはイスラム神秘主義のダンスで、トルコのメヴラーナの使徒(Sufi)が旋回して踊る舞踊といえば知っておられる方も多いはず。


えーっ、私があれを踊るんですか?
ほんまにー?

スサーナ先生の、Semaは素敵だけれど、



 私が先生のように優雅に踊れるわけもなく、とにかく旋回するのみです。
右手を天に向けて挙げ、神(私は無宗教なので宇宙と解釈しています)の愛を受け、私の身体を通して左手から地球に愛を伝えます。REIKIと同じシステムだけど、舞踊は右回りに回り続けるのみ。

Sufi音楽に合わせて、スサーナ先生と生徒4人で回り始めます。

ひっくり返っちゃうでしょ?

頭の血管切れてしまわない?

酔って吐いてしまわない?

最初は不安でゆっくり回り始めたけれど、
遠心力で、速度が上がっていくにつれ、
だんだんと、不思議な感覚に満たされていきます。

周りのものが全て虹色の平行線となり、私を中心に全てが回る、回る。
回っているのは私自身なのに、私が軸になって世界が回り出す。
宇宙との一体感と陶酔感。。。そして無の世界。

5人がそれほど広くもないスタジオで自由に旋回しているのに、不思議にぶつからないのです。

先生から、「ゆっくり止まりましょう。」と言われたときは、すでに10分間経過していましたから驚きです。

数回旋回すれば普段は頭がフラフラするのに、10分回り続けても目が回らなかった。不思議だ...
瞑想の後のような、非常に落ち着いた気分なのです。
気功にも心身のねじれを直すためにグルグル回る自発動功というのがあるので、基本は同じなのでしょう。
これで、ちょっとは心のねじれが取れたかな?

神秘的で美しい動画を見つけました。


家で回ってみようと思ったけれど、家具の角が危ないからやめときます。
良い子の皆様も、危ないからまねしないでね。


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2017年1月6日金曜日

映画「Silencio(沈黙)」を観て

予告編を見た時から、行きたい行きたいと言っていた映画「Silencio (沈黙)」
試写会のチケットをとーさんが手に入れてくれました。


はたして満足して映画館を出るか、長過ぎると感じるか。
期待と不安を胸に抱きながら、ど真ん中の良い席で鑑賞することにいたしましょう。



遠藤周作原作の「沈黙」を、マーティン・スコセッシ監督が映画化したアメリカ映画です。

17世紀、キリスト教禁圧下にあった長崎で棄教したといわれる師の真相を確かめるために、
日本に旅立った若きポルトガル人宣教師ロドリゴとガルベ。
真相は?そして若き宣教師たちの運命は?

予告編を見て、リーアム・ニーソンのアドベンチャー映画を期待した人はがっかりすると思います。
「ハポン、オモシロソー。」と観に行った日本オタクのスペイン人もがっかりすると思います。

映画は3時間。予告編のようにスリリングではなく、映画は実にゆっくり進行するのです。
途中で席を外したスペイン人たちもいました。
映画が終わった際に、拍手もありませんでした。
翌日の新聞の批評も、いまいちぱっとしません。

でも私は好きでした、この映画。

窪塚洋介が演じるキチジローは、簡単に人を裏切る弱い人間で、裏切る度に宣教師ロドリゴに懺悔をして神の許しを請うのだけれど、最後に棄教をして宣教師ではなくなったロドリゴが、キチジローの懺悔を受け入れるシーンが素晴らしい。
神が人を許すのではなく、人が人を許すということ。宗教を超えた熱いメッセージが込められていると思います。

踏み絵の執行シーンで役人がささやく。
「ほんのちょっと端っこだけ、形だけでいいから。それで自由になれるんだから。」
踏んで自由になってくれという思いで、足を踏み絵の上に無理やり持っていく役人。
神への誓いを守り抜くために断じて踏まないキリシタンたちの間で、キチジローは、いとも簡単に足を下す。
だがしかし、踏み絵を踏まないことを神は望んでいただろうか。
キチジローは神を冒涜したのか。私にはそう思えませんでした。

通辞(通訳)の役人が投獄されているロドリゴに、「拷問死罪になった村人たちは神のために死んだのではなく、あなた(ロドリゴ)のために死を選んだのです。」と話すシーンも、神の名において殺戮を繰り返すIS、テロの愚かさ、そして宗教だけではなく他国への政治、ビジネス介入などの傲慢さを諭すメッセージと受け止めましたがどうでしょう。今後の映画批評が楽しみです。

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2016年10月8日土曜日

秋の夜長は Sefardiを聴きながらLos Herederos de la Tierraを読む

「ちょっと読んでみたいかも。」とつぶやたいたのを、覚えていてくれました。
9月のとーさんからの誕生日プレゼントは、イルデフォンソ・ファルコネスの「Los Herederos de la Tierra」。大地の継承者たちとでも訳しましょうか。



前作の「Catedral de mar」は、毎日お布団に入るのが楽しみなくらい面白くて、あっという間に読んでしまいました。

「Los Herederos de la Tierra」は、主人公は変わりますが、前作の続編となりますから期待は膨らみます。
当時のRibera地区

舞台は1387年のバルセロナ。
孤児になった13歳のウーゴが、造船の親方アルナウに守られながら造船者を夢みて一所懸命働くのですが、新しい王が即位したことにより地位が有利になったPuig家が、アルナウへの長年の恨みをはらすために陰謀を働き、そのためにウーゴも造船所を追われることになります。Ribera地区を去った後、ユダヤ人の友達Mahirからワイン製造の秘密を教わりながら、苦境を生き延びます。
そして、Mahirの妹との宗教の違いによる許されぬ恋。
さあ読むぞ!と、お布団に入って本を胸の上に立ててみると、重いです。重過ぎます。
1,3キロあります。
胸が苦しいので手で持ち上げると、4ページでギブアップ。肩まで凝ってきました。
岩波文庫に慣れている私にはつらいものがあります。

「君が読んだら、次、僕ね。」と言っていたとーさんも、これでは永遠に終わらないのではないかとみたらしく、栞を2枚用意して、同時進行で読んでいます。
先にスタートした私は、どんどん追い抜かれていますが、ゆっくり読もう、大好きなSefardi(スペイン系ユダヤ人の歌)を聴きながら。

Sefardiの子守歌、Durme durme hermoso hijico...4ページももたないな...

おやすみなさい。



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2016年7月3日日曜日

ピレネーの羊飼いのお姉さん

やっぱり、実話だったんですね。
(写真、お借りしました)

「こんな若い子が、厳しい仕事と自然の中で、1年も続かないだろうと話してたんだ。」と始まる、スペインピレネーのミネラルウォーターVERIのCMに登場する羊飼いのお姉さん、Ana Plana。


なかなかインパクトのあるCMに、「ほんとかなあ。」と思ってたけれど、最近続けて新聞記事を読みました。

19歳でバルを始めて、バルを閉めてからは2年間、パートナーと色々な仕事をしながら車で転々とし、最終的に(?)選んだ仕事が羊飼い。
羊飼いとして残ったのは彼女だけのようで、その後地元の男性との間に子供もできて、ピレネー山間では羊飼いとしてだけではなくママとしても有名だそうです。
40匹で始めた羊飼い業も、今では400匹に増えたというのだから、立派です。

場所はLleidaのピレネーの山の中、Llessui村です。
このCMのおかげで一躍有名になりました。



羊飼いってそんなに簡単になれるの?と思っていたら、Anaさん、Escola de Pastors de Catalunya(カタルーニャ羊飼学校)に通ったそうです。

なるほど、人生にはそういう選択肢もあるのだな...
私に羊飼いは無理だけど、心身ともに頑健に生まれ変われたら、ピレネーの大自然の中での人生、悪くないかもしれないなと思う今日この頃です。

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2016年3月24日木曜日

優しいラテン音楽があればアイアイアイ

音楽好きには、つくづく良い時代になったと思います。
バルセロナの端っこに住む私が街の中心にバスや地下鉄を乗り継いで出て行く時も、スマホとSpotifyがあれば音楽聞き放題。これさえあれば1時間も何てことはないのです。
バスの中で優しいラテンを聞けば、これはこれで贅沢な時間でもあるのです。

優しいラテンといえば、Marta Gomez。
彼女の歌の中で、一番好きな「La Ronda」。
バスの中で、気持ち、肩が揺れてます。


Cielito Rindoも彼女が歌うと胸キュンです。アイアイアイアイ Canta y no llores...



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2016年3月1日火曜日

今週のオタクなダンス・ミュージック Lule Lule

私のスラブ、バルカン音楽好きは、今に始まったことではないのです。
幼い頃、母に買ってもらったドラ猫大将の漫画本が始まりかもしれません。
付録についていたソノシートから流れる、サラサーテのツィゴイネルワイゼンのスラブ調の哀愁を帯びたバイオリンの音色を、パンドラの小箱を開くように、何度も何度も繰り返して聞いていました。ちょっと暗いなあ。

ジャンルを問わずに音楽は何でも好きだけど、ダンス教室に通い始めてから、私が潜在的に好きな音楽がまたまた蘇ってきました。
スサーナ先生もダンスで使う、Barcelona Gipsy Klesmer Orchestraの新しいビデオ・クリップ、アルバニの民族音楽「Lule Lule」が素敵です。


かなりオタクの、今週の私のダンス・ミュージックはこれに決まり。

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2016年1月3日日曜日

Spotifyにビートルズがやってきた♥

2016年の目標はひとつに絞らず、ジャンルに分けていっぱい立ててみました。この方法なら、複数達成できるかもしれない。

目標達成のモチベーションを上げるために、いい音楽をいっぱい聴きたいな。

Spotifyの割引料金が使えなくなってからは、宣伝入りで無料のSpotify freeで我慢してたけど、3ヶ月で9,90ユーロのキャンペーンを使って、自分へのクリスマスプレゼントにしました。
突然が鳴り出す宣伝なしで、しかもWifiがなくてもスマホで好きな音楽が聴ける💕

で、何とびっくり!
SpotifyにBeatlesがやってきたのです。
12月23日から、遂に、ビートルズの全曲がストリーミング・サービスに開放されたそうです。



今、Get Backを聴きながら、このブログを書いています。テンション上がります。

ビートルズ解禁から1週間ちょっとで、Spotifyで一番聴かれている曲は、Let it beかな?と思ったら、いえいえ、Come togetherでした。なるほどー。

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2016年1月1日金曜日

明けましておめでとニャン。一年の計は元旦にあり。

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。



大晦日は、山友ダマリスのお家での年越しでした。
帰宅したのが明け方の5時。いっぱい寝るつもりでお布団に入ったのに、9時前に目が覚めました。
若い時は、お昼過ぎまでぐっすり眠れたに、早く目が覚めてしまう。
歳をとるってこういうことなんだなあと、妙に感心してしまいます。

今年はお雑煮だけだけど、姿勢を正して「明けましておめでとうございます。」を言うだけで、ちょっと身がひきしまる思いです。Chibiも参加してくれたもんね。

大晦日の日に、私自身から取り払いたいことを紙に書いて燃やしました。
ダンスの先生に勧められた、いわゆる厄払いみたいなもので、スピリチュアル系の人たちは結構やってるみたいです。

            一年の計は元旦にあり。

すっきりしたところで、今日は今年の抱負のリストを作ってみることにします。

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2015年12月29日火曜日

クリスマスツリーのないクリスマス。

スペインでは、1月6日までクリスマスが続きます。
我が家の小さな飾り付けも年越しです。


今年は、クリスマスツリーなしのクリスマス。ツリー飾ったら、ChocoとChibiが狂喜するやろうねえ。
何分持つことでしょう。
そうそう、君たちのこと。

ツリーの飾りは部屋のあちこちに。 


ベレンもあっさりシンプルに。 
全て、ネコちゃんたちの手の届かないところへ。


我が家でのクリスマス食事会は無事終わり、29日という半端な日に義妹家族の家で食事会です。
今年も残すところあと2日。

皆さま、良いお年をお迎えください。

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2015年12月13日日曜日

ちょっと寄り道。 ダンスと気功と先生と

ダンスを始めて3ヶ月。
想像だにしていなかった開放感と充実感を感じています。

気功が私のライフワークだとしたら、ダンスは心地よいアバンチュールなのかもしれません。

自分の殻を破って、裸足で自分を体現することがこんなに気持ち良いなんて、思ってもいませんでした。


スサーナ先生の教室では、ベリーダンス、気功、ヨガ、中東やインド、アフリカの舞踊を盛り込んだクリエイティブなダンスを教わります。

最後は自分の理性の意識を休ませて、音楽に合わせて身体が欲するままに踊ります。
これは自然治癒力がアップする気功の自発動功と全く同じ。
寒い夜も、頬っぺたが真っ赤に上気したまま家路につきます。




ギリシャ人のSusana Papazachariou先生が、最近ビデオをアップし始めたので、ご紹介。
トルコの旋舞のようにスピリチュアルで素敵です。



先日少し回ったら、地面がぐらぐら揺れて何だか楽しい。
幼い頃、ばったん倒れるまで友達と笑いながら回って遊んだことを思い出しました。

8年前のビデオもアップされたばかり。教室で踊るダンスに近いイメージです。



長く長く続けたいアバンチュール。
山友のダマリスと通っているので、来年は、山で二人で踊ってから瞑想しよう。

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2015年12月9日水曜日

何て素敵なサイレント映画、スペイン版「白雪姫」Blancanieves

時々、あっとびっくりするようないい映画に出会うことがあります。

先週末、テレビで何気なく観たモノクロのサイレント映画「Blancanieves」がそれ。
2012年に制作されたパブロ・ベルヘル監督(奥さんが日本人ですって。Ole!)の作品で、2013年のゴヤ賞では、10部門を制したそうです。全然知らなかった。
2年も経ってからブログに書くなんて遅すぎもいいところだけど、それでも書かずにおられません。

フラメンコと闘牛の100%スペインの映像の中で繰り広げられる、白雪姫のダークファンタジーの世界に魅せられました。

白雪姫ことカルメンは、闘牛士とフラメンコダンサーの娘。
カルメンをいじめる継母は、Sの元看護婦さん。
6人の小人は闘牛の旅芸人と、この設定だけでも楽しくなってしまいます。
継母役のマリベル・ベルドゥを始め、キャスティングはパーフェクト。エクストラまで、昔のスペイン人の顔をしています。






またまた好きな映画のリスト入りとなりました。

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2015年11月13日金曜日

あーあ、観てしまった。映画「あん」

今週は結構忙しい週だったのですが、アルゼンチン人の友人から映画のお誘いがありました。

観たい映画は樹木希林主演のUna pastelería en Tokyo(邦題:あん)だそう。

暗いんじゃなあい?どっちかと言うとDaniel CraigのSpectreを観て、すっきりしたいなあ。
でも久々に日本語で映画を観るのもいいかなと、お伴をすることになりました。

映画の始まりは、いきなり満開の桜と優しいピアノの響き。
               
嫌な予感。

この手の映画、私は鼻水と涙の洪水になるのです。



しかもオリジナルバージョンなので、樹木希林の明るいのに切ない日本語がストレートに耳に入ってきます。
泣かないように、日本語を聞かないようにして、字幕のスペイン語を読んでみるという変な努力までしてみましたが、樹木希林演じる元ハンセン病の女性の大勝。

将来に希望のない3人が織りなす人間模様。切ないけれど、観終わった後は、私も頑張って生きていこうと背中を押された気がする、そんな映画でした。



満開の桜のシーンだけで泣けてきた...私も歳とったなあ。


(映画館情報)

バルセロナで、この映画を吹き替えなしの日本語のオリジナルで観ることができるのは、次の映画館です。他の映画もV.O.S.E=Versión original subtitulo español(オリジナルバージョンでスペイン語字幕)で上映されています。
Balmes、 Boliche、Icaria、Renoir Floridablanca、Verdi Park HD


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