2016年10月8日土曜日

秋の夜長は Sefardiを聴きながらLos Herederos de la Tierraを読む

「ちょっと読んでみたいかも。」とつぶやたいたのを、覚えていてくれました。
9月のとーさんからの誕生日プレゼントは、イルデフォンソ・ファルコネスの「Los Herederos de la Tierra」。大地の継承者たちとでも訳しましょうか。



前作の「Catedral de mar」は、毎日お布団に入るのが楽しみなくらい面白くて、あっという間に読んでしまいました。

「Los Herederos de la Tierra」は、主人公は変わりますが、前作の続編となりますから期待は膨らみます。
当時のRibera地区

舞台は1387年のバルセロナ。
孤児になった13歳のウーゴが、造船の親方アルナウに守られながら造船者を夢みて一所懸命働くのですが、新しい王が即位したことにより地位が有利になったPuig家が、アルナウへの長年の恨みをはらすために陰謀を働き、そのためにウーゴも造船所を追われることになります。Ribera地区を去った後、ユダヤ人の友達Mahirからワイン製造の秘密を教わりながら、苦境を生き延びます。
そして、Mahirの妹との宗教の違いによる許されぬ恋。
さあ読むぞ!と、お布団に入って本を胸の上に立ててみると、重いです。重過ぎます。
1,3キロあります。
胸が苦しいので手で持ち上げると、4ページでギブアップ。肩まで凝ってきました。
岩波文庫に慣れている私にはつらいものがあります。

「君が読んだら、次、僕ね。」と言っていたとーさんも、これでは永遠に終わらないのではないかとみたらしく、栞を2枚用意して、同時進行で読んでいます。
先にスタートした私は、どんどん追い抜かれていますが、ゆっくり読もう、大好きなSefardi(スペイン系ユダヤ人の歌)を聴きながら。

Sefardiの子守歌、Durme durme hermoso hijico...4ページももたないな...

おやすみなさい。



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