先日鯖をさばくと、きれいなベージュの小さな魚の子が出てきました。
早起きして魚屋さんに行ったご褒美ですね。
多めのお砂糖とお醤油で炒りつけた魚の子を、冷蔵庫に冷えていた日本酒でいただく幸せ。
この瞬間、私の魂はバルセロナにいるのでもなく、日本にいるのでもなく、ひとつの点になります。生きてて良かったーとしみじみ感じる瞬間なのです。
さて、グルメとはほど遠い私なので、レストランの話はほとんど書きませんが、私とは正反対の世界に棲むセレブ-アート系の友人からBario Goticoの美味しいカタルーニャ料理のレストランを教えてもらいました。
知る人ぞ知る、その名もPITARRA。と言っても私は初めて知ったレストランですが、政界人御用立なんだそうです。
いただいたお料理は、XATONADA(チャトナーダ)というエスカローラと干しダラのサラダと、パエーリャ。デザートにはクレマカタラナ。
14ユーロのメニューですから、少し高めではありますが、パエーリャには、ふっくらと大きな海老が盛られ、豚肉のコスティーリャがいい味を出していました。
ブログ記事にするつもりではなかったので、お料理の写真はありません。
そして、パエーリャを堪能しているところに入って来たのは、元バルサの会長、今は政界人となったラポルタ氏。
「うわっ、ラポルタやんか!」と投げかける私の視線を迷惑そうにかわしながら、彼は2階に消えていきました。
カタルーニャの有名な劇作家であり詩人であったPITARRAの私邸をレストランに改装し、創業を始めたのが1890年だそうです。
1階の壁に飾られた時計のコレクションも必見ものです。
PITARRA RESTAURANTE
住所:Carrer d'Avinyó número 56, Barcelona 地図
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