2011年10月3日月曜日

The tree of life

スペイン人の映画好きって半端じゃありません。
日本にいる頃は、日曜洋画劇場で週に一度の映画で満足していたのに、こちらは毎日毎日ほとんどくだらない映画のオンパレードで、テレビもつける気にもなりません。
途中の広告は長過ぎて、何の映画を見てたのか忘れることもあるぐらいです。

それでも映画好きの主人につきあって、週末の夜はダウンロードした映画を見るのが習慣になりましたが、つまらない映画の何と多いこと!!たいてい途中で寝てしまいます。

そんな私を見かねて、これならどうだ!とダメ押しでダウンロードしてくれた映画が
「The tree of life」
(ダウンロードは必ずHDでね。でなくては良さが半減します。)

カンヌ映画祭で話題になっていたテレンス・マリック監督の大作で題名だけは知っていましたが
...... 久々に大感動しました。涙、涙、涙....(当の主人は横で爆睡)


映画のあらすじとこの映画の背景にある宗教的な説明はこの方たちのブログでどうぞ。
・あらすじのブログ
・宗教的な説明のブログ



シーンごとに丁寧に撮られた息をのむほど美しい映像に、スメタナのモルダウをはじめとするこれまた美しい音楽が溶け合って、それだけでも胸が熱くなります。
おまけに父さんはプラピ。お母さんもいいし、子供たちは限りなく可愛い。

ただ、この映画評は賛否両論だそうです。
途中で急に恐竜の特撮シーンになって、ぎょっとしたり、10分間ほど宇宙、生命、自然、現在建築の映像のみとなり、NATIONAL GEOGRAFICやサイエンスの雑誌に切り替わったような感じがしたりするので、何だこりゃー、ってことになるのかもしれません。

私は宗教的解釈をするまでには至りませんでしたが、この世に生命が与えられ、そして生命が終わりを迎えるのは太古の昔から普遍の事実であるということ、そして良きにつけ悪しきにつけ、子供たちは両親から受け継ぐものがあるということを、深く考えさせられました。

子供が反抗期に至る過程を、サイエンスな映像で生命という課題を通して考えさせてくれたのには驚きです。

感動映画を観たい人にも、ソファーで熟睡したい人にも、どちらにもお勧めできる映画です。

ショーン・ペンは誰の役でしょう。。。これは映画を見てからのお楽しみ。


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