キリスト教徒ではない私には、何だかよくわかんないけれど、スペインの春休みとして毎年心待ちにしている祝日週間です。
年始に新しいカレンダーを手にすると、「今年のセマナサンタ」の日付をチェックするのが、ささやかな楽しみでもあります。
マドリッドは、Jueves Santo と Viernes Santoが祝日となるので、木曜から日曜 までが4連休。
バルセロナは、Viernes Santo と Lunes de Pascuaが祝日となるので、金曜日から 月曜までが4連休。
学校はその週まるごとお休みになりますし、職場でも同じくお休みになったり休暇を取りやすい週でもあり、春休み的要素があります。
2014年のSemana Santaは、
4月13日(日)Domingo de Ramosイエス・キリストのエルサレム入城した日。
14日(月) Lunes Santo エルサレムの寺院で、イエスが商売人をムチで打った日。
15日(火) Martes Santo
16日(水) Miercoles Santo ユダがイエスを売った日。
17日(木) Jueves Santo イエスが受難の前夜に十二使徒の足を洗う。最後の晩餐。
18日(金) Viernes Santo イエスが十字架にかけらられた受難の日。
19日(土) Vigilia Pascual イエスが墓に葬られた後の大安息日。エルサレムで一日中
復活徹夜祭の準備が行われた。
20日(日) Pascua 復活祭
で、何故かカタルーニャやバレンシアなどは21日(月)がPascuaです。
セマナサンタに限らず、州によって祝日が異なるスペイン。もーほんとに、ややっこしい国です。
本日のDomingos de Ramosを見に行ってみましたが、シュロを持ってミサに入場する人たちは、フィリピン人や南米人がごくわずかという印象です。
Parroquia de Sant Pere de les puel-lesにて。 |
バルセロナのセマナサンタは全然盛り上がりません。
それよりも盛り上がっているのは、消防士のマラソンとか、
カテドラルのサルダーナとか、
シュロを持って踊っている人なんていませんし。 |
Plaza de Pi を通って |
バルセロナのセマナサンタ。 |
少しだけ、セマナサンタ気分になりました。 |
それにしても、カタルーニャにセマナサンタは似合わない。
セマナサンタの宗教行事を堪能するのであれば、やはりアンダルシアでしょうか。
20年前にテルウエルで体験したセマナサンタも、バルセロナとは比べ物にならないぐらい、宗教色の濃い見応えのあるお祭りでした。
来週は、久々のフランスピレネーの山歩き。やっぱり私は山がいい。