2014年9月11日木曜日

9月11日のカタルーニャ人の団結力

9月11日はカタルーニャの記念日です。1714年9月11日、スペイン王位継承戦争で、カタルーニャが陥落してからちょうど300年が経ち、独立に向けての気運が高まっていますが、11月9日のスペインからの独立を問う住民投票の開催に、中央政府が激しく反対しています。

さて今日の、カタルーニャ独立を掲げるデモの様子です。
昨年の「人間の鎖」に続き、今年は赤か黄色のシャツを着て、ディアゴナル通りとグランビアにカタルーニャの旗模様のVの人文字を作ります。

           昼食後から、少しずつ人が集まってきます。

       サグラダ・ファミリアの地下鉄の出口からも続々参加者が出てきます。


 

うようよではありません。どんどん集まってきます。
サグラダ・ファミリアの下もカタルーニャカラー二色で埋まってきました。


私たちが担当する地点は、Diagonal-Rger de Flor。参加希望者が事前にネットで地点を予約することになっています。

律儀に自分の持ち場に向かいます。




In Inde Independencia!
「独立」と「投票」コールが湧き上がり、


すっごい熱気です。が、歌を歌ったり、あくまでも平和的なデモです。


イギリスから独立を望むスコットランドが、世論調査で独立派が反対派を上回ったというニュースが発表されたばかり。カタルーニャの独立派に活力を与えたのではないでしょうか。
本日のデモの参加者数、中央政府発表52万人、バルセロナの警察発表180万人。ワー、この差は何だ!間をとっても100万以上。
カタルーニャ人の団結力を見せつけられた一日でした。

ただし、何が何でも独立を願っている人は、それほど多いわけではありません。
経済観念の高いカタルーニャ人ですから、独立をして本当に得になるのか、冷静に考えている人も多くみうけます。
それよりも自治権が欲しいと思っている人が多数ではないでしょうか。

そして住民投票をさせてほしいというのが、今回のデモの一番の目的だと思います。
11月9日、どうなるかしら。

            

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