2016年8月30日火曜日

山の雷は嫌いです

お家でグタグタしている時に、雷がガラガラバリーン!と近くに落ちれば気分は爽快。
そこにザーッと大雨が加われば、私の煩悩を全部洗い流してくれるような気がするので、町の雷は好きです。

でも、山の雷ほど怖いものはありません。
息子たちが小さい頃、ピレネーの山の中のキャンプ場で、ニュースになるほどの落雷を経験しました。
何せ、目の高さの稲妻が次々と横に走るんですもの。山の下から上がってくる稲妻もあり、まるで戦場さながらで、ガタガタと揺れるキャンピングカーの中で死ぬほど怖い思いをしました。
あれ以来、山の中でゴロっと聞こえただけで青くなります。

快晴続きの4日目は、Lys谷から湖Lac Vertを目指して歩きます。往復12km、標高差900m。


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十数年前にユニクロで500円以下で買った吸水性、速乾性機能の
オレンジ色のポロシャツは、夏山写真に毎年登場。
伸びない、ほつれない、嫌になるほど頑丈です。
Quechuaのパンツが今年やっとおニューになりました。


湖に到着。
今まで快晴だったのに、白い雲がムクムクと現れ、
ん?これは早く下りたほうがよいのではないか?

 ボカディーリョを食べている場合ではない!
雷予報は出ていなかったのにゴロゴロが聞こえ始めたので、とーさんを待たずにダマリスの新しい彼氏ロベルト(雷嫌い)と一緒に一目散に下界を目指します。
雨も降りだし、ゴロゴロの頻度も多くなってきて...キリアンのようにほとんどノンストップで走りました。
途中でロベルトに、「とーさんを待つか、それとも僕と一緒に走り切るか?」と聞かれて、「あんたと走ります。」と答えてしまった。ごめんね、とーさん。

こんなに速く山を駆け下りたのは、生まれて初めて。
やれば出来るもんです。

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ピレネー、スペインから国境を超えれば。












話題は、ピレネーに戻ります。

スペインピレネーからフランスピレネーに入ると、いつも思うこと。
フランス側の何と水量の豊かなこと!緑の色は濃くて、朝霧に包まれると体中の細胞が生き返る気がします。
ナポレオンがスペインのことを「ピレネーを超えるとそこはアフリカだった。」と言ったのも頷けます。
スペインにこれだけのお水があれば、もっと豊かな国になれたかもしれません。



反対に、フランス側に入った途端にきたー!と思うこと。トイレが臭い、汚い!

そして写真のようなトルコ式トイレがお出迎えしてくれることもあります。
洋式トイレよりいいかもって?
いえいえ、実際は、こんな生やさしいものではありません。

意外でしょうが、スペインはバルなども含めて公共のトイレは清潔なところが多いのです。
スペインのお母さんたち、良くも悪くも漂白剤たっぷり使ってゴシゴシ掃除しますから。
(とは言え、日本のトイレ天国と比べちゃいけませんけど。)

今回の6人メンバーに山経験の浅い女性が加わったので、ゆるゆるコースで、Hospice de Franceを歩きました。
Hospiceは、孤児院ではなく、食べていけない家庭の子供たちが収容された施設だそうです。今は宿泊施設になっています。



花自体は美しいとは思わないけれど、
しっかりと地に立つアザミの凛々しさは、
見る度に私に力を与えてくれます。

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2016年8月29日月曜日

最近は、海と言えばSant Pol de Marばっかり

この夏も山行きが多かったので、8月最終の週末は海で〆ます。

土曜日も真夏日。どのビーチに行こうかと迷えるのは、バルセロナならではの贅沢です。
バルセロナからタラゴナに向かって南下すると遠浅の砂浜が多く、フランスに向かって北上すると、すぐに深くなるけれど岩場の多い美しい海となります。
陽射しが弱まる午後に、少しだけ北上して、Sant Pol de Marまで足を延ばすことにしました。Sant Pol de Marは、バルセロナから車で50分ほど。
コスタブラバよりも近いし海も町もキレイなので、最近はSant Pol de Marばっかり。




ツーリストよりも、地元の人が多いかな。
ゴチャゴチャ感がないのがよいです。


この日は風があって、ほんの少し波立っていますが、
潮の満ち引きがほとんどないので、夕方でも穏やかな地中海です。


ビーチの後は、町を散歩するのもいいし、

いつかこの、Carmen Ruscadellaチェフの Restaurante Sant Pauで、
170ユーロのフルコースを食べてみたいなー。いつか、いつか...

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2016年8月23日火曜日

山登りには、黒ニンニクが効くのだ


7月からダンス教室もお休みで運動不足をひしひしと感じ、初日は先着組3名で足慣らし。

                    




ピレネーも30度超えで太陽をガンガン浴びていたら、
治りかけていた先週の火傷痕が水ぶくれになってしまいました。
いけませんね、いい歳して。 

明日は久々に筋肉痛やねと覚悟していたのに、あら不思議、全然大丈夫。
2日目にくるだろうと思っていたら、3日目も4日目も筋肉痛ゼロ。
身体中の筋肉がいつになく軽く感じるのはどうしてだろう...心当たりは...もしかして、5月から始めた黒ニンニクの効用!?
ネットで調べてみましたら、「黒にんにくに含まれているアミノ酸の血行促進や健康な筋肉をつくる作用の力で筋肉痛などの体の負担を軽減するのにもお勧めです」とありました。ビンゴ!
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2016年8月21日日曜日

仏ピレネーLuchonの激安アパートメントはちょと怖いかも

やっとのことでたどり着いた夏休み。
今年のピレネー行きは、カタルーニャのアラン渓谷からフランス側に入ったBagnères-de-Luchon。





今回は6人グループとなりました。
なんだかんだと日程が決まらなくて、一時はどうなることかと思ったけれど、直前にゲットした4LDKの一軒家は1週間で390ユーロ。一人当たり1週間で65ユーロ。
これだけ安いと、シャワーの水はけが少々悪くても、サロンにおんぼろソファーが一個しかなくても、誰もなあんにも文句を言いません。

階段の下にわからないように地下室があって、何でも第二次世界大戦時に隠れ地下として使っていたそう。ということは、ユダヤ人を匿っていたとか?ナチスに見つかったかも?想像力ムクムク。
家主さんの「開けないでね。」が、私の恐怖心に拍車をかける。言わんといてー。そういうのに弱いんやから。


それでもお部屋は普通にキレイだし、フランスはバカンス大国だとつくづく思うのでした。





温泉のあるLuchonの町は、結構大きくて、登山者、ツーリスト、湯治のおばあちゃんたちで賑わっています。



温泉入場料は一人15ユーロ。10名以上だと13ユーロ。
レセプションでマラガから来ていた5人家族と思わず目が合って、
俄かにスペイン人団体を結成。割引成立。

連日往復した、メイン通り。
お洒落じゃない分、リラックス。

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