2017年4月4日火曜日

お義母さんのこと


3月半ばにお義母さんが82歳で急逝しました。

既にガンの手術を2回、心臓に人口弁を入れているにもかかわらず、次々と病気を克服し、家族のだれよりも強靭な精神力で、他人の世話になることを極端に嫌い、いつも誰かのお手伝いをしている女性でした。

亡くなる当日も、いつものように7歳の孫を学校に連れて行き、学校の迎えのためのおやつも用意していたのに、突然倒れて、その夜に病院で息をひきとりました。

何とも彼女らしく、ここ数年で身辺の断捨離も終え、誰にも迷惑をかけず、きれいさっぱりと逝ってしまいました。 お見事。私も彼女のように逝きたいものだと、心から願います。

我が家から歩いて15分のところで独り暮らしをしていたのだけれど、毎週土曜の朝に、小さなお土産(クロワッサンだったり、チーズだったり)が入った袋を手に私たちの顔を見に来て、お茶を飲んで弾丸おしゃべりして、帰ってしまう。
決して息子に会いにきたとは言わない。「Mineの顔を見に来たの。」と笑う。
私は全然優しくない嫁なんだけど。

義妹が私の新しい洋服を褒めてくれた時、お義母さんが言った言葉が忘れられません。
「Mineのセンスがいいって?当たり前でしょ!私の息子を選んだセンスの持ち主なのよ。」
 お義母さん、スゴイと思いました。正直、彼女にはかなわないです。
私も将来、息子のパートナーに同じ言葉をかけられればいいな。



Valladridに住む遠縁の彼女にお義父さんが恋をして、
 お義母さんはバルセロナにお嫁にきました。

カタルーニャをこよなく愛し、バルサの熱烈なファンだった
お義母さん。

ナイスカップル!
今頃は、二人で仲良く喧嘩してるかな。


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