日本で2016年3月に封切された映画が、1年遅れでスペインに到着したのですね。
寅さんの映画好きだったなあ。期待していいかなあ。
スペイン語タイトルは、Maravillosa familia de Tokioです。
小さな映画館はスペイン人で大入り満員。久々に涙を流しながら笑いました。
邦画は日本語で観るに限ります。
日本語の微妙なニュアンスは、吹き替えでは正確に表現できませんもの。
お母さんが熟年離婚の話を切り出すところから始まり、そこに娘、息子やその家族が絡み合い、皆それぞれ我慢していたこと、それを言っちゃおしまいでしょという本音が次々出てくるのです。
橋爪功さんが演じる、被害者(?)のお父さん。会社で身を粉にして働いて、リタイアして、俺様が一番で、奥さんに優しいことの言えないお父さん。
いるいる...日本にいっぱいいそうなお父さん。
吉行和子さんが演じる、おっとりしているけど実はご主人の上手をいくカルチャーセンター通いのお母さん。
いるいる...日本にいっぱいいそうなお母さん。
お家や会話がとっても日本的で、改めて日本の社会の仕組みを思い出しました。
スペイン人が理解するには難しいと思えるシーンもあるけれど、皆さん爆笑してましたので大丈夫なようです。
行ってみたいなと思われる方、VO(Versión Original = 原語)の映画館なら日本語で100%楽しめます。
映画館探しと、上映時間は → このサイト
真ん中の黄色い枠のCartelera y Entradasをクリックすると、映画館と上映日、時間を検索できます。お住まいの市で検索するには、青字のCambiarをクリックしてから市をインプットしてください。
En Versión Originalとあるのは日本語で上映、スペイン語字幕つき。
En Versión Dobladaとあるのはスペイン語吹き替えで上映です。
ちなみにVOで上映しているMadridとBarcelonaの映画館は次のとおりです。
Barcelona : Cines Verdi Barcelona
Balmes Multicines
Yelmo Cines Icaria 3D
Madrid: Cines Verdi Madrid
日本では、続編「家族はつらいよ 2」 がそろそろ公開されるそうです。
第2弾、来年スペインにやって来るかな...
ポチっと応援お願いします。