2017年5月14日日曜日

最下位のManel君がちょっと好きになった話

ユーロビジョン2017の結果、今年は入賞曲の予想が的中し、ロマンチックで胸キュンのポルトガルが優勝、母性くすぐり歯のブルガリアが2位。
番組を見ていてお気に入りになった、軽快なサックスでノリノリのモルドバが3位。
10位以内に入ればいいなと応援していたハンガリーが8位。
今年はほぼ納得の結果を見て、昨夜は深い眠りにつきました。

これまた予想通り最下位のスペインのManel君は、もともと歌唱力のないところに、盛り上がりのところで声がひっくり返ってしまい、Gallo(おんどり)の異名をつけられてしまいました。


あの時は、私も一瞬かたまりましたよ。
ツイッターでは「スペインの恥」とか「あの時みんながトイレに立った」とか、厳しい(というか当然の)意見が噴出し、自虐ギャグが大好きなスペイン人たちの間でMeme(パロディー)が拡散されました。

一夜明けて、当然のようにニュースにまでMemeが放映される始末で、さすがにManel君が可哀想になってきました。
トラウマになって、歌手を辞めてしまわないかしら...今頃落ち込んでるんじゃないかしら。

ところが意外とケロッとしていて、インタビューに「本当のところはつらかったけどこれから頑張るよ。今までオンドリになったことはなかったけれど、オンドリが出てきちゃった。生放送だからね。No pasa nada(どうってことないよ)」。
もちろん、こう言うしかないのでしょうが。

おまじないの言葉、No pasa nada...ノーパサナーダ...
心配しないで、どうってことないよ、大丈夫
ああ何て良い響きでしょう。
思えば、私も毎日のように唱えているこの言葉。

Manel君、落ち込まないでね。No pasa nada。

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