スペインの八百屋の可愛いミス・トマトたち

トマトはスペイン語でTomate（トマテ）。

男性名詞だけど、八百屋さんでは女の子に見えるトマトちゃんたち。

色鮮やかで、種類も多くて、いつもどれを買おうか迷ってしまいます。

何となくイタリアのほうがトマトのイメージが強いけれど、南アメリカ大陸からトマトを持ち帰ったのはスペイン人。

南欧人の元気の源は、太陽と、トマトと、オリーブだと思います。

私の行きつけの八百屋さんは南米系。

まるで中国系八百屋から派遣されたスパイのように、遠慮気味に写真を撮りました。

ここ2、3年でしょうか。トマトの種類が目に見えて多くなってきました。

スペインでも地方によってメジャーなトマトは違うでしょうし、呼び方も違うかもしれません。

バルセロナの、家の近所の八百屋さんのトマトをまとめてみました。

TOMATE VERDE

数年前までは、サラダ用のトマトと言えばこれ。

赤くなるのを待ってみても、なかなか赤くなりません。が、左のトマトはちょっと青すぎかな。素材が良ければ、レタスと玉ねぎ、トマトとオリーブだけで、シンプルで美味しいバルの定番Ensalada verde (グリーンサラダ）の出来上がり。 

TOMATE  MADURO  RAMA

甘酸っぱくて、オーブン焼きやソースに最適。

エスカリバーダやソフリット、トマトソースにはこれこれ！

サラダに入れても彩がキレイです。

TOMATE DE PERA

ガスパッチョはこれで。

サラダ、トマトソースも美味しくできます。
柔らかく熟したものを選んでね。

TOMATE CORAZON DE TORO（カタラン：Tomaquet cor de bou)

果肉部が厚くて皮が薄い。よく熟してから食べてください。

TOMAQUET DE MONTSERRAT

とにかく生で食べるのが一番です。

 　皮が薄くて果肉が少なくてジューシー。

食感を味わうトマトです。

生産量が少なく、他のトマトの2~3倍と高いんやもん。
よーく味わって食べたいトマトです。

TOMATE MONTE ROSA

果肉がギュッと詰まっています。これもサラダ用。
今日は、サラダ用に買いました。

KUMATO PERA

サラダ用。
熟すのも待たなくても、甘い果汁がいっぱい。
はっきりした味です。

TOMATE CHERRY PERA

その名の通りとても甘くて、サラダにぴったりなチビちゃんたち。

くわえるだけで、食卓が華やかになります。
このままサラダに入れてもいいけど、噛んだ時にプシューっと果汁が飛ぶことがあるので要注意です。私は二つに切ります。

TOMATE DE COLGAR

八百屋さんにぶら下がっているトマト。

カタルーニャで、Pa amb tomaquet(パンコントマテ)用
のトマトと言えばこれです。
一束買う必要はありません。2,3個でもOK.
店員さんによく熟したのを取ってもらってね。

これから夏にかけてどんどん味が濃厚になっていくトマトたち。

トマトの成分、リコピンで老化防止、クエン酸で疲労回復、ケルセチンで血管強化、カリウムでデトックス、グルタミン酸で美肌作り。そして食物繊維で整腸を。いいことづくめです。

お酒を飲むときにトマトを一緒に食べると、血液中のアルコール濃度が3割ほど低くなるそうです。
飲酒運転で捕まらないように、しっかりトマトを食べてください．．．じゃなくて、飲んだら乗るな！守ってください。

夏には夏の野菜。トマトをいっぱい食べて元気な夏。

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