2020年1月27日月曜日

息抜きエスケープは、フランスのカタルーニャで。

思いのほか忙しい年末年始になったため、1月初めの週、猫ちゃんたちは息子達に任せて、二人でエスケープしようということになりました。
仕事山積みのため3泊が限度。近くでも遠くもなく、今までの仏ピレネーとは少し趣を変えてみるということで決めたのが、フランスのカタルーニャ、Pyrénées-Orientales県にあるPradesからPerpinyàあたり。
今回は山歩きではなく、とにかくのんびりしたい。なので見どころや希望も特になし。



出発2日前に取れたお宿はPradesのB&B、VILLA LAFABREGUE

19世紀のお屋敷の中に、ゆったりと4部屋の客室が配置されています。英人オーナーとの距離もつかず離れずで心地良い。
フランスのバケーションシーズン終了後なので、2人で一泊朝食付き60ユーロと、かなりお得なローシーズン料金です。

最近、ホテルに外れがないのは、フランスのホスピタリティーの質が上がったのか、私の満足度の基準が低いのか、それとも探し方が上手になったのだろうか。

大きなバスタブにお湯をいっぱいはって、Canigoの山を見ながら
時間を気にせずお風呂に入る。
普段あわただしくシャワーで済ませている私には、これだけでお姫様気分に浸れる癒しのエスケープ旅行です。

思い起こせば息子たちが小さい頃から20年以上、「いかにしてお金を使わず楽しめるか」が旅のコンセプトでした。
外食?なしなし!宿泊はキャンピング、アパートメントの自炊ができるところで、当地の食材や名産(チーズやワイン)をスーパーで調達する。
基本食材、シーツやタオル、トイレットペーパーに至るまで持参の山のような荷物。退去時のお掃除も自分たちで、とにかく1セントでも安くあげる。が、それが楽しくて、息子達のくったくのない笑顔も懐かしい。体力もあったのです。
ホテルやB&Bも良いのだけれど、やっぱり自炊のできるところがいいなあと思うのです。
普段は毎日の料理が面倒とぼやいているのに、勝手なものです。


今年から始まった排ガス規制のため、家の車は平日にはバルセロナ市内を走れないのですが、3月末まではお咎めなし(らしい)ので出発。
バルセロナからペルピニャンまで、2時間で到着です。高速に乗れば、ペルピニャンはご近所ですね。
1日目:ペルピニャン

買い物したいもの何もないし、あてもなく散歩するだけ。 

Museum d'Historie Naturelle(自然史博物館)。
無料なので入ってみたら、動物の剥製がいっぱい。
ピレネーの生態系を知るために、きっと価値のある資料なのだろうけど、こんなにたくさんの剥製に囲まれていると気持ち悪くなってきました。
そして人間のミイラまで見てしまって、邪気を感じてしまったので退散。

お昼はBIOのお店でスープとキッシュを食べて、夜はクレープ。ペルピニャン散歩はこれで終わり。

2日目:2つの修道院

山歩きなしとは言え、高い所に向かって歩きたい欲求は押さえきれず、サン マルタン・デュ・カニグー修道院(仏語:Abbye Saint-Martin du Canigou)へ。
パーキングから登り道を40分も歩けば到着。

更に少し登れば、修道院の全景が見渡せます。下界と隔絶された修道院は一見の価値ありです。

帰り路、もうひとつの修道院、サン ミッシェル ・デュ・キュクサ修道院(L'abbaye de Saint-Michel de Cuxa)へ。



村の標識や、役場の旗が、この辺りが間違いなくカタルーニャであることを認識させてくれます。


3日目:Py et Mantet




山歩きなしのはずなのに、やっぱり山へ。
往復5時間位ならちょうどいいね、と始めたのだけれど、雪が溶けた後の泥道や、凍った道は予想以上に手ごわくて、とーさん、もうやめようよ。
リラックスをしに来たんだから、危ないかもと思ったら無理はしません。頂上間際で諦めました。いつかまた、リベンジに参りましょう。

3日目の夜、ヴィル フランシュ・ デュ・コンフラン城塞へ再びクレープを食べに。
というのも、クリスマス休暇後のローシーズンの日曜日の夜、レストランは軒並み休業で、どこもかしこもシーーンと静まりかえり、開いているのはクレープ屋さんか小さなバルぐらい。そして、開いてるはずのクレープ屋さんにも見事にふられました。お客さんがないので休業。

どうする?

そこで閃いたのが数年ぶりのマック。あそこならきっと営業している。
ベジタリアン向きのバーガーや、最近はサラダも充実していると聞いたような...そんな気がして、ワクワクしながらマックへ。
あ、噂には聞いていたタッチパネルだ。ああでもない、こうでもないとタッチしながら、やった!チケットが出てきました。が、このチケットをどこへ持っていけというのだ。
「座席プレート番号をインプットしてくれなきゃ!!」と、お店の可愛い女の子に怒られちゃいました。何だか年寄りみたいだね...と苦笑い。いえいえ正真正銘の年寄りです。
結局ベジミートのバーガーはなくて、Big Macとサラダを食べたら、うーん美味しい!
Big Macはソウルフードなのでした。

次は短くてもキッチン付きで、出来れば息子たちも来れればいいな。
退去時にお掃除してもいいよ...

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