2008年5月19日月曜日

医療保険と出産

医療保険で出産すると、たくさんのメリットがあります。

ドクター選びは自由、丁寧な検診、そして出産後はホテル並みの個室で、ゆっくり休養できます。
付き添いのご主人にもソファベッドがあり、保険会社によっては付添い人の食事もカバーするものがあります。

意外と知られていないのは、出生児に異常があった場合も、それに関わる費用が一緒にカバーされることです。保育器に入ったり、新生児黄疸の治療や、手術費用も含まれます。

さて、医療保険で出産された方は一様に満足されていますが、加入に関して大切なポイントがあります。
妊娠がわかってから、医療保険に加入すると、その出産費用はカバーされないのです。
出産の10ケ月~12ケ月以上前に契約しておかなければなりません。
そろそろ赤ちゃんを..とお考えの頃が、医療保険のかけ時です。

現在妊娠中の方で、「医療保険に入っておけばよかった..」と後悔されている方も、妊娠に特に異常がなく、妊娠24週以前であれば、加入方法があります。
例えば、DKV(ドイツ系の保険会社で以前はPREVIASA)ですと、毎月の保険料の他に、2500ユーロ(1回のみ)を出産費用として払うと、契約時からの妊娠に関わる検診や出産、新生児の異常に対する処置も全てカバーされます。
自費で私立の病院で出産すると、少なくとも2500ユーロはかかりますから、出産までの診察料、万が一帝王切開になった場合の出費を考えると、加入しておいて損はありません。

かたつむりコスメ



¡BABA DE CARACOLES! 「ババ デ カラコレス」直訳すれば「カタツムリの粘液」

昨年スペインでヒットした化粧品。
1日中流れるCMは実にインパクトがあった。

ある日久々に会う友人が、ツヤツヤお肌で現れてびっくり。
聞けば、かたつむりコスメを使い始めたとのこと。

私も早速トライ!
かたつむり粘液と、アロエベラエキスの入ったKiregeのジェルを購入する。
+アロエが魅力的だし、カタツムリをイメージした容器も可愛い。
使い始めて1ケ月。確かにお肌がみずみずしくなってきた。

カタツムリ飼育業者の手が、とてもきれいで、やけどや傷もすぐ治ることから発案されたかたつむりコスメ。
しみ、しわ、美白はもちろん、にきびあとや、やけどあとの修復に威力を発揮する。
先日、陽気に誘われて、山歩きをした時のこと。
うっかり日焼け止めクリームをつけ忘れ、夕方には肌がひりひりし始めた。
刺激の無い化粧水でも痛いくらい。
試しに、かたつむりジェルを顔にのばすと、ひりひりがウソのように収まった。
スペインの、容赦ない陽射しの中で生活する私達には、強い味方のコスメだ。

2008年5月11日日曜日

Bicing イン バルセロナ 




バルセロナが長期的に掲げる目標は、車の走らない夢の街。車の締め出しに精を出している。

そして遂に、Bicing なるもが登場した。
街角のいたるところで目にする、赤白自転車のステーション。
我家の前にも、自転車30台のステーションが設置されたので、これを機に、インターネットで登録してみた。http://www.bicing.com/

登録方法は簡単。インターネット、もしくは Pl. Carles Pi i Sunyer, 8-10 のオフィスに出向いて登録出来る。ただし何れの方法も会費や延長料金はクレジットカードから引き落とされるため、クレジットカードの番号が必要となる。資格は、16歳以上。
登録後3週間位で、郵送でカードが自宅に届く。WEBページに入って、届いたカードを有効にすると、晴れてBicingの仲間入りとなる。

会費は、年間24ユーロ。
上手に使えば、費用はこれだけで、1年間乗り放題だが、いろいろ条件がついている。

1回の無料の使用時間は30分なので、それ以上どこのステーションにも返さず乗り続けると、追加料金(30分毎に30センティモ)を自動引き落としされる仕組みになっている。
追加料金を覚悟で乗り続けるにしても、最長2時間までしか利用できない。
万が一、2時間以上乗ってしまうと、2時間以降は、1時間毎に3ユーロの罰金が課される。
そして24時間返さなければ、罰金150ユーロ!
一度ステーションに返すと、次の使用まで10分待たなければ使えないようになっている。

-例えば-
30分直前で、どこかのステーションに一旦自転車を返し、10分待てばまた自転車を借りられるから、返して10分待ちを繰り返せば、追加料金なしで1日中だって乗れるわけ。

さて、使い方はいたって簡単。
カードをプレートにかざすと、1台の自転車のロックが解除され、指定されたナンバーの自転車を抜き取るだけ。 目的地まで走って、その近くのステーションに返す。 ステーションは無人だが、自転車に突起部分がり、抜いたり入れたりするだけで、自動的にロックが作動する仕組みだ。 結果!思ったより重宝している。 自分の自転車だと、盗難、駐車方法とかが心配だし、乗り捨てて地下鉄に乗り換えるなんてことも出来ない。タイヤに空気を入れたりのメンテも必要だが、bicingはその必要がない。

問題がないわけではない。
乗り始めてみると、変速のレバーがこわれていたり、 サドルの高さ調節が出来なかったり..ということはしょっちゅうだ。
でもここで慌てず、速やかに返却してもう一度借りなおせばいいのだ。もたもたしていると10分待ちになってしまうので、あくまでも速やかに。

そして、要注意は返却時のランプ確認。
ステーションの自転車を出し入れする部分には、番号とランプがついている。
空の時は緑。自転車が入っている状態では赤になる。
よって、返却する際は、空のところに返すのだが、必ずランプが緑になっていることを確認する。
自転車を差し込むとランプが点滅し赤に変わる。

ごく稀にだが、ロックのかからない出し入れ口があり、ランプはずっと緑のまま。
ランプの色を確認せずに、返したつもりになっていると大変だ。
ロックがかかっていないのだから、泥棒に持っていかれる可能性があるが、この場合いくら返却したと主張しても証拠が無いのだから、当然ランプの確認をしなかった貴方が責任を追わなければならい。ということは150ユーロの罰金は必至だ。

ステーションが満車の状態で、返却できないことがある。
その場合は、プレートにカードをかざすと、近くのステーションが表示される。
とにかく困った時は、すぐにカードに書かれているお助けTELに電話をすることをお勧めする。
自転車と、カードはオンラインで管理されているので、迅速な対応だ。

Bicing はあくまでも、バルセロナ市内のちょっとした移動のための足。ツーリスト用として設定されていない。
徒歩だと30分かかるところを10分でBicing。そういう使い方が便利だ。

上手に使えば、エコロジー、エコノミー、そして何よりヘルシー!!!