2008年12月12日金曜日

スペインの生命保険

ピソのローンを組む時に、ご主人の生命保険に加入された方が多いのではないでしょうか。
生命保険は義務ではありませんが、債務者に万が一のことがあった場合ローン返済難に陥ると銀行が困るので、銀行が生命保険加入を半強制することが多いのです。たいていの場合、保障額はローン残高になっているはずです。
しかしご主人に万が一のことが起こった場合を想定すると、ローン残高だけでは十分とはいえません。私達のように海外で生活をしているとなおさらです。
ローン残高+生活資金を考える必要があります。

スペインの保険種類は、1~2年更新の掛け捨ての保険がメインです。
日本の保険商品は、終身保険や養老保険など、保険金の取りっぱぐれがないとか、満期の保険金がおりるなど、ちょっと聞いた分にはお得な気がしますが、「スペインのような掛け捨ての生命保険」に「貯蓄」をひっつけて販売しているのです。保険料のほうも、「掛け捨て部分」+「貯蓄」になりますから高額になります。
スペインでは純粋な生命保険の部分は掛け捨ての生命保険で、貯蓄の部分は他の貯蓄商品でと、切り離して考えています。

保険料は、保険会社、被保険者の性別、年齢、職業によって変わります。
一例として、死亡保険金が180.00ユーロの一番シンプルな生命保険
(死亡保障のみで、高度障害保障は含まれません)
男性30歳の場合:
AXA Winterturの掛け捨ての生命保険で、年間保険料が221ユーロです。
これに、高度障害特約などをつけるともう少し高くなります。
この保険料は年齢を増すごとに高くなります。
保険料は保険会社によって差がありますので、AXAより安い商品も多数ありますが、一般に会社のネームバリューが高いほど、保険料も高くなります。

ローン開始時に銀行から言われるままにかけた保険が割高の保険料だったり、生命保険だと思っていたら、事故保険(事故死亡や事故障害の場合のみ保証が下りる)だったというケースも見受けられますので、今加入されている保険の種類や保障額を確認されることをお勧めします。
ご質問、見直しのご相談などをお受けしますので、お気軽にメールにてご相談ください。

メールアドレスは
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