2011年1月15日土曜日

どうしても食べたくて、お家でカルソッツ

カタルーニャの冬の風物詩カルソッツ。
トマトとアーモンドをベースにしたサルサをつけてお行儀悪く口に放り込む豪快さとは裏腹に、カルソッツねぎの甘くて繊細なお味が魅力です。

家族や友人グループでレストランに行くのも楽しいし、BBQが出来れば思う存分楽しめます。

でもしかし、緊縮財政のおり贅沢は敵だ!
BBQもおばあちゃんの山の家がなくなったので、それも夢。

お店でカルソッツの束を見るたびに、毎日でも食べたいなあと思うのですが、バルセロナのピソ住まいではBBQもままならず...それでもやっぱり食べたいものは食べたいという思いから、

オーブン焼きがわが家の定番となりました

てんぷらや、すき焼きにしても美味しいですが、やっぱりサルサで食べるのが最高。

25本の一束が4~5ユーロで、他の野菜と比べると高くて一瞬ひるんでしまうのですが、レストランやBBQでは真っ黒にあぶられて見る影もなくなる緑の部分を100%活用をして、もとをとりましょう。
ちょっと面倒ですが、これも美味しくたべるため。
白い部分と緑の葉っぱの部分に分けます。
白い部分は2,3枚皮をむいて、オーブンの網に並べます。
250度のオーブンでひっくり返しながら20分位焼きます。
網の下にアルミホイルをひいた天板を受けるのは、ネギの水分が焦げつくため。


こんな感じでシナシナになれば出来上がり。
もっと焦げても大丈夫。

煙がモクモク出てくるので、換気扇はフル稼動です。


 おネギの焦げるにおいで、幸せ感も最高潮



カルソッツソースは手抜きで、FERRERのを買いました。
一番外側の皮はむいて、中の白い身をつるつるっといただきます。

野趣には欠けますが、お家で美味しいカルソッツ。
家族4人で食べると、一人たった6、7本(涙)ですが、いいんです。
次回は2束買うからねー、と言いながら、お母さんは買いません。

その代わり、お楽しみは続くのです。

小口切りと大きめに切った葉っぱの部分を冷凍して、少しずつ使います。

お味噌汁の具にはもちろんのこと、
ネギ焼き、鴨どんぶり、すき焼き、焼き鳥、
トルティーリャなんかに使えます。




東洋医学では、冬におネギを食べると風邪をひかない、というくらい、滋養栄養がたっぷりのおネギ。いっぱい食べたいですね。