2011年10月31日月曜日

秋の味覚の万聖節

明日111日は万聖節。
美味しい秋の味覚が勢ぞろいする大好きな季節の祝日です。

カタルーニャで万聖節に食べるPanallets。今年はオーソドックスな松の実のPANALLETSに加えて、溶かしたチョコレートを混ぜ込んだチョコ味のを作ってみました。

栗は1031日の夜(castanyada) の焼き栗に。

真っ赤なザクロも買いました。しっかり熟したものを、粒粒をほぐして、モスカテルをかけて食べると、これはもう病みつきになります。

サツマイモもスタンバイOK。焼いもにするか、スイートポテトにするか、真剣に迷うのだ。

今年の洋梨はとっても甘くて、小さなミカンも紀南のミカンに負けないぐらい甘い。


風邪予防に威力を発する、朝一番のフレッシュジュース用のオレンジもだんだん美味しくなってきました。


この季節、キッチンは、果物に占領されます。






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2011年10月24日月曜日

猫嫌いが猫を猫かわいがりする時

私のブログに度々登場するKIMI嬢。雑種ネコで5歳半になります。
可愛くて可愛くて、娘のように育てていますが、実は私、ネコ嫌いだったんです。嫌いというより
「ネコ怖い」が当たっていますから、触ったこともありませんでした。
あの暗闇に光る、何を考えているのかわからない意地悪そうな目、いきなり引っ掻く鋭い爪、大嫌い。猫を飼うことは絶対ないと信じていました。動物が好きな人には理解できないでしょうが、怖いものは怖いのです。

あれは5年前、いきなり主人が私の職場に電話をかけてきました。
彼「子猫もらってもいい?」
私「駄目。絶対駄目。」
彼「一匹貰い手がなくて、悲しそうな目で僕を見るから。お願い。」
私「駄目。知ってるでしょ?猫嫌いなのよ!!考えてもみてよ。私が家で一人でソファでうたた寝している時に近寄ってきたらどうするのよ。おちおち寝てもいられないじゃない。」

前から猫を欲しがっていた息子たちは、父さんという強い見方を得て、大攻勢をかけてきました。
結果は私の負け。子猫がやってくるまで、それはもう胃の痛い日が続きました。
そしてやって来たのは、お目目がちょっとロンパリの寂しそうな子猫



「初めまして、私がママよ。
悪いけど、猫の扱い方全然わからないから、色々不届きなことが多いと思いますがよろしく。」

それ以来、KIMIたん、私の後をちょこちょこついて来て離れなくなりました。

ちなみにKIMIは、猫が大嫌いだった私のおばあちゃんの名前です。




3歳のお誕生日。

ハム大好きのいい子に育ちました。

 




甘えん坊のKIMIちゃんは、今でも
しっぽをチュピチュピしながらおねん寝します。







私がKIMIですが、何か?












朝寝室のドアを開けると、KIMIちゃんはいつも私を待っていて、
「オハヨウニャー」って挨拶します。

ソファでお昼寝をすると、KIMIちゃんは私のひざや胸の上で眠ります。

「皆、ご飯ですよ!」 と声をかければ、KIMIちゃんは全速力で走っきて、一番乗りでキッチンの椅子に座ります。




先日気功の練習中に、私の手のまわりにピンクっぽい紫のオーラが現れました。
帰り道、同じ色のシクラメンを見つけたので、思わず買ってしまいました。
その日の午後、十代の知らない女の子とすれ違いざま、彼女が私をみてニッコリと微笑んだの
です。なんて可愛らしい女の子...と見とれていると、手に私が買ったのと同じ色のシクラメンを持っているではないですか。不思議な糸で繋がっているのかもしれません。

KIMIちゃんと私も不思議な糸で繋がっているような気がします。ねえ、KIMIちゃん。



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2011年10月7日金曜日

遅まきながら、テイデに登りたくなった

スペインで一番高い山は?  カナリア諸島のテネリフェ島にあるテイデ山(3715m)です。
ノルウェーの写真家テルヘ・ソルジャード氏撮影の美しい映像です。
公開されたのが今年の4月ですから、もうとっくの昔に見たわよーと言われそうですが、まだ見ていなかった方たちと感動を分かち合うことにします。
画面右下のHD とvimeoの文字の間をクリックすると画面が大きくなりますので、ぜひ大画面でご覧ください。



The Mountain from TSO Photography on Vimeo.
           

前回の記事「The tree of life」に引き続き、宇宙の中で生かされている自分を感じずにはおれません。
気功を語る時、私たちは食物を食べるのと同様に、大宇宙に存在する「気」を取り入れて生きていると考えますが、波打つ雲や星雲、静止した木々さえもが、大宇宙の「気」の存在を感じさせてくれました。

今週末10月8~9日の夜、13年ぶりの当たり年であるジャコビニ流星群(Giacobinids)が夜空に降り注ぐ予定だそうです。
http://www.amro-net.jp/meteor-info/10_draconids_j.htm
スペイン、予測ではかなり見えそうですが、お天気はどうでしょう。
トゥインクル、トゥインクル☆ ☆ ☆ ☆ 歌ってみます?



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2011年10月3日月曜日

The tree of life

スペイン人の映画好きって半端じゃありません。
日本にいる頃は、日曜洋画劇場で週に一度の映画で満足していたのに、こちらは毎日毎日ほとんどくだらない映画のオンパレードで、テレビもつける気にもなりません。
途中の広告は長過ぎて、何の映画を見てたのか忘れることもあるぐらいです。

それでも映画好きの主人につきあって、週末の夜はダウンロードした映画を見るのが習慣になりましたが、つまらない映画の何と多いこと!!たいてい途中で寝てしまいます。

そんな私を見かねて、これならどうだ!とダメ押しでダウンロードしてくれた映画が
「The tree of life」
(ダウンロードは必ずHDでね。でなくては良さが半減します。)

カンヌ映画祭で話題になっていたテレンス・マリック監督の大作で題名だけは知っていましたが
...... 久々に大感動しました。涙、涙、涙....(当の主人は横で爆睡)


映画のあらすじとこの映画の背景にある宗教的な説明はこの方たちのブログでどうぞ。
・あらすじのブログ
・宗教的な説明のブログ



シーンごとに丁寧に撮られた息をのむほど美しい映像に、スメタナのモルダウをはじめとするこれまた美しい音楽が溶け合って、それだけでも胸が熱くなります。
おまけに父さんはプラピ。お母さんもいいし、子供たちは限りなく可愛い。

ただ、この映画評は賛否両論だそうです。
途中で急に恐竜の特撮シーンになって、ぎょっとしたり、10分間ほど宇宙、生命、自然、現在建築の映像のみとなり、NATIONAL GEOGRAFICやサイエンスの雑誌に切り替わったような感じがしたりするので、何だこりゃー、ってことになるのかもしれません。

私は宗教的解釈をするまでには至りませんでしたが、この世に生命が与えられ、そして生命が終わりを迎えるのは太古の昔から普遍の事実であるということ、そして良きにつけ悪しきにつけ、子供たちは両親から受け継ぐものがあるということを、深く考えさせられました。

子供が反抗期に至る過程を、サイエンスな映像で生命という課題を通して考えさせてくれたのには驚きです。

感動映画を観たい人にも、ソファーで熟睡したい人にも、どちらにもお勧めできる映画です。

ショーン・ペンは誰の役でしょう。。。これは映画を見てからのお楽しみ。


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