2015年8月31日月曜日

見たい映画「海難1890」

海外にいて、日本の本を貸してくださる有り難い友人がいるということは、とても幸せなことです。
Kindleを買おうと思いつつ、まだ買うに至っていないので、本当に感謝です。

夏の初めに、友人が秋月達郎の「海の翼」を貸してくれました。
私が和歌山県出身ということを覚えていてくれて、きっと興味があると思ったとのこと。




1890年、沈没したトルコの軍艦エルトゥールル号の船員たちを、貧しい串本町大島の住民たちが、台風で荒れ狂う海の中を命をかけて救出し、自分たちが飢えに苦しんでいるというのに、備蓄していた非常用の食糧を惜しまず彼らに提供したのです。

へえ、こんなことがあったんだ。学校でも習わなかったと思います。
ところがトルコでは学校でも教え続けていて、トルコ人なら誰でも知っている史実らしいです。

時は移り1985年、イランとイラクの戦火の下、イランに取り残された日本人を救ったのが、トルコ航空だったのです。
トルコの皆さん、ありがとう。

十数年前、ヨルダン旅行中、トルコ式のお風呂で、大きな体躯のトルコ人のおっちゃんに垢すりをしてもらったことがあります。
私が日本人だと知ると、たいそう喜んでくれまして、ニコニコと、垢すりしてくれたことを思い出します。

まだ小説の感動の余韻が残っているところに、「海の翼」が映画化されて、今年の12月に封切されるという、うれしいニュースが届きました。

観たい、観たい。何としても観たいなあ。
とは言え、映画が小説を超えるのは、とても難しいことだけど。




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