2017年4月28日金曜日

フランスAveyron(アヴェロン県)の城壁の村 LA COUVERTOIRADE


セマナサンタのフランスレポートの続きです。

通りすがりで、さほど期待もしていなかった城壁の村 LA COUVERTOIRADE。

今にも泣き出しそうな空の灰色と城壁が醸し出すグレーの世界で、中世にタイムスリップしました。

城壁の中に一歩入ると、そこは中世一色。





カルカッソンのような大きな城塞都市も面白いけれど、
この小さな城壁の村のほうが親近感がわきます。

 中世のお墓もそのまま残っています。


 

クレープやさんで一息。
全然見かけないと思っていたら、やっと見つけたネコちゃん。

















4月の最終週、スペインも急に冬に逆戻りして、うちのネコちゃんたちも寒そうです。

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2017年4月27日木曜日

堂々の演技 La Passiò d'Olesa キリストの受難の劇

La Passiò d'Olesaに招待するよ。」と、義弟のホセから電話が入りました。
何ですか、それ?オレサ村の情熱?
実は、セマナサンタシーズンに上演される「キリスト受難の劇」なのだそうです。
パッションという言葉は、「情熱」と「受難」という、相反する意味を持っているのですね。
クリスマス聖劇ファンの私ならきっと好きだろうということで、ご招待にあずかりました。

モンセラットの麓にある小さな村OlesaのPassiòはとても有名だと言われてもピンときませんが、とにかく観てみましょう。

想像していた以上に、非常に完成度の高い作品です。しかも3時間の大作。
そりゃあそうです、1538年から上演されているのですから。
ビデオではうまく伝わりませんが、 舞台装置はかなり大掛かりで素晴らしい。
シーン毎の芸術性もレベルが高く、シーンを見ているだけでも飽きません。
ステージの上方には、英語とスペイン語の字幕がデジタル表示されますので、視力1,5にして行けば(1,2では見えません)、カタルーニャ語がわからなくても大丈夫。

そして驚くべきことに、出演者は基本的に村の住人、素人なんです!
出演者の一人のホセの友人は普段はワインのセールスマンですが、子役の時から出演しているということで年季が入ってます。上手なはずですよね。
それにしても、こんなのありかしら。下手なプロよりよっぽど上手。
マリアがイエスの死を悲しむシーンなんて、ホロっと泣かされちゃいましたもの。

写真、ビデオの撮影は禁止なので、既成のビデオをお借りしました。

役者さんたちが素人だって、信じられます?


スペイン人って、顔は濃いし、アクションも声も大きいし、何でもオーバーだし、そう考えてみると、普段から皆役者という気がしないでもないけれど。

キリストのエルサレム入場のシーン。
1996年4月14日の上演で、出演者729名という世界記録を作ったそうです。


キリストが磔になるシーンも、磔から降ろされるシーンも超リアルです。

おおお、凄い!半端じゃない、キリストの昇天シーン。ブラボー!
ヨーロッパの劇場の中で一番広い、幅30mの舞台いっぱいを使っての迫真のラストシーンです。


ちなみに2017年は、3月8日から5月1日の土、日に上演されています。

キリスト復活のストーリーを少しおさらいして、来年も行ってみようかな。


公式サイトは → La Passiò d'Olesa



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2017年4月25日火曜日

皮膚科医おすすめの日焼け止めは、何とギリシャ発

4月の最終週、またまた気温が下がるそうですが、陽射しが気になる季節となりました。
今更手遅れながら日焼けには注意を払っていますので、アウトドアにはSP50の日焼け止めクリームを手放せません。

春の初めに皮膚科のドクターに勧めらるままに衝動買いしてしまったSun Screen Vervetが、なかなかの優れもので驚いています。
ギリシャのメーカーと聞いた時、かの斜陽の国ギリシャの日焼け止めか...と、一瞬躊躇したのですが、皮膚科医お勧めだし試してみることにしました。

Second skin technology?ほんとに?

Frezyderm社のSun Screen Vervet Face SPF 50+
無色と色付きの2種類があるので、無色のほうを購入しました。
無色無臭の透明ジェルです。
オイルフリーでべたつき一切なし。物足らないぐらいべたつきなしなので、伸びもよくありません。
ところがお肌になじませると、謳い文句の通りお肌が滑らかなベルベットみたいで、この感触は初めてです。第二の肌とあるのも大袈裟ではありません。
日焼け止めクリームを塗った時の、肌の呼吸を妨げるような感触が一切ないのです。
肝心の日焼け止め効果の高さは、山歩きで試してみると完璧でした。
しっかりウォータープルーフのようですし。

慣れると少量でも顔にまんべなく伸ばせるようになり、最近は化粧水の後にこのジェルを塗るだけで、クリームやファンデも使っていません。

まるで化粧品購入に導くコスメブログみたいになってしまいましたが、かなり驚きの一品だったので、「ねえ奥さん、聞いてよ。」のノリで紹介させていただきました。

容器が斬新で、蓋をくるっと回してワンプッシュ。良く言えば使いやすい。難を言えば、持ち運びには不向きです。バッグの中で知らない間にワンプッシュということがあり得そう。値段は50mlで19ユーロ前後。

どこで買えるか。基本的には皮膚科です。
大きな薬局だと、注文すると取りよせてくれるそうです。
Onlineのファーマシーだと、取り扱っているサイトはたくさんあります。
バルセロナにお住まいであれば、私が行ったPasseig de Gracia 61のビルの中にある皮膚科DERMASで、診察なしで購入だけでも可能です。
色付き、無色があるので気を付けてくださいね。

とは言え、コスメの使い心地や肌への適性は個人差があるので、そのこところヨロシク!
ギリシャの友人の話によると、ギリシャ国内の情勢は依然として混沌としているようです。
でも、こんなに素晴らしいサンスクリーンを作れるんですもの。
国力回復も夢ではないと願いたい。
 
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2017年4月23日日曜日

人、人、人の日曜日のサンジョルディ

今年のサンジョルディは日曜日。
サンジョルディは祝日ではないので、いつもは学校や仕事が終わった午後から活気が出てくるのだけれど、今年はいつもと様子が違います、
朝から、わんさか人が繰り出し、バルセロナの街の中心はちょっとしたカオス状態です。

恐ろしいほどの人出で、Passeig de Graciaなんかは、身動きできません。

これでテロなんか起こったらアウトねと、
ちょっと不安になったりもする。
 Porta del Angelも然り。

それでもバルセロナの一大イベント、サンジョルディは、
元気です。





この人混みの中をスケボーで走るお兄ちゃんたちもいれば、
優雅にクラシックカーを走らせる人もいる。
もれなく、サルダーナもありますし。
 ゴシック地区は、ツーリストが右往左往で、
はい、今日は本当に疲れました。
ただいま!って帰ってきたら、次男坊からサプライズのバラの花。
やっぱりサンジョルディの日っていいな。

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2017年4月21日金曜日

タンポポとカルリナの話

 今回のフランス旅行は、いつでもタンポポ、どこでもタンポポ。 走れど走れどタンポポが畑を埋め尽くしています。




そしてもうひとつ。
タルン渓谷のどの村でも見かけたのが、ピレネーの村でもよく見かけるカルリナのドライフラワー。
この植物、学名は、Carlina acaulis。
スペインでは、 Cardo dorado、Cardiñeta、 Angelina等と呼ばれ、昔は野菜として食していたそうです。
バスク語では、Eguzkilore。
厄除けや、疫病予防のためにドアに飾ると聞いたことがあります。
そして日本語では、チャボアザミですって。



タンポポもカルリナもどちらもキク科。
葉っぱの形や花の感じが似ているけれど、全然違うのね。
タンポポは、種を作ってフワフワ風に乗って飛んで行く。
カルリナは、花と葉っぱが地面にへばりつくように枯れていく。
どちらになりたい?と聞かれれば、私はタンポポになりたい。 

 
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2017年4月20日木曜日

Gorges de Tarn(タルン渓谷)とお城のネコ姫たち


宿泊した村Les Vignesは、タルン渓谷のど真ん中。
短い日程だけれど、効率よく周れます。
今回は山歩きなしで、ひたすらドライブ。連続カーブも何のその。らくちん、らくちん。
BELVEDERE DU PAS DE SOUCYから渓谷を見下ろす。
フランスだもの、お城にも行きたい。Severacのお城では、猫ちゃんたちが迎えてくれました。
どうしたの?誰を待ってるの?
やっと写真に納まってくれました。
タマちゃんと呼んでいいですか?




この辺りの猫ちゃんたちは、皆お目め小さめ。
クロちゃん、渋いなあ。
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