2018年7月7日土曜日

久々の日本-何年ぶりの銭湯

「ガス代、ちゃんと払ってるよね?」
長男のアパートでシャワーを浴びようとシャワーのハンドルを回してみたけれど、待てども待てども出てくるのは冷たいお水。
「あ、もしかしたら切られてるかもよ。」って軽く言われても、それは洒落にもなりません。母に水シャワーの仕打ちですか。それだけは勘弁してください。
気を取り直して、近所で見かけた駒川温泉に行って来ます。
自転車やスキーは一度身に着けば、何年も空白期間があってもすぐに感が戻ってくるもの。
銭湯に行くのは何十年ぶりだろう。私は生まれてから25歳まで、雨の日も風の日も銭湯に通っていた硬派銭湯人間です。私の人生観に若干の味付けをしてくれた銭湯通い。
銭湯に行くと決めた途端全ての感が甦り、マイシャンプー、石鹸、バスタオル、着替えを携えて足軽も軽く、いざ駒川温泉へ。


下駄箱の木の鍵は昔のままで、益々、銭湯の感が甦ります。
「今晩はー。」番台のおっちゃんに挨拶する。入浴料は、ええっ!440円?たっか!
正方形の木のロッカー、籐むしろの敷物、緑のプラスチックの水切り床、あんま機、ケロリンの洗面器、やけどしそうなアッツ熱の湯船のお湯、プッシュ式のお湯とお水の蛇口...あまりにも完璧なタイムスリップで思わず涙が出そうです。
東映のポスターとフルーツ牛乳が足りませんが、何とも楽しいひと時でした。
「おおきに。」

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