2018年9月3日月曜日

毎朝、60遺体に向かって挨拶していたとはつゆ知らず

毎朝、「おはよう!」と大きくのびをしながら日の出に向かって挨拶をします。
今のピソに買い替えた時に限られた予算の中で絞りに絞った条件が、家の前に建物がなくて朝陽が部屋いっぱいに射すことでしたから、その条件をクリアーしたサロンで、朝の陽ざしを猫たちと共有しながら思いっきりのびをするのです。

かれこれ20年間、気持ち良く続けてきたわけですが....
先週のニュースを見てびっくり!

我が家のど真ん前に、1650年代の60遺体が眠っていたとは!
毎朝、私の「おはよう!」に、「おーはーよー」と答えてくれていたのかもしれません。
ゾクッ。



バルセロナは、工事で掘り起こすと遺跡がゴロゴロ出て来るので、それでなくても遅い工事が益々進まないというのはよく聞くところです。
SAGRERA駅も、1997年にプロジェクトが公表されて以来、経済危機、汚職、そしてローマ遺跡が出てきたりと一向に工事が進まないので、多分Sagrada Familia教会のほうが早く出来るのであろうと思っています。

それでも少しづつではあるけれど掘ってはいるので、家の前は万年工事状態。慣れました。

さてこの遺体達、カタルーニャの収穫人戦争(農民の反乱)で戦ったフェリペ4世(スペイン・ナポリ・シチリアの王)のカスティーリャ軍の兵隊で、死因は戦争ではなく当時流行った疫病ペストだったようです。
SAGRERA駅の工事で、2011年に初めての墓穴が見つかって以来、すでに80墓穴、400遺体が見つかっていたところに、更に我が家の真ん前で2墓穴60遺体(更に増えそうです)が加わりました。

風水的には、お墓の近くに住むのは良くないみたい。
墓穴に向かって(知らなかったし)立禅瞑想をしていると、腕の中の気がグワーンと大きくなったのだけれど、もしかして、それは非業の死を遂げた60戦士の陰気だったのでしょうか... 合掌。

60遺体は、Zona Francaにある考古学博物館に移送されるそうなので、それが終われば彼らの陰気も立ち去ると信じて、明日から陽気を養うことといたします。
陰気、陰気、飛んで行けー。

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