2019年2月7日木曜日

郷愁のRenfeとグラフィティ

所用で、Renfe(スペインの国鉄)に乗ってマンレッサに行くことになりました。
私の家から目的地までは徒歩を含めて2時間弱。
マンレッサとバルセロナは通勤圏でもあるので大げさだけど、ちょっとした遠足気分。

曇り空の下、Spotifyでユーミンを聴きながら車窓からRenfeの駅を見ていると、日本の駅舎に見えてくるから不思議です。



BAR ESTACIÓN TORREBLANCA?
これは駅なのかバルなのか。
駅とバルが一体化した小さな駅です。
駅蕎麦があるなら途中下車するのだけれど。

モンセラット山が見えてくれば、マンレッサまでもう少し。


マンレッサ駅に到着。
冷たい空気が相まって、郷愁をそそるなあ。
私の故郷の駅に似ている。
「久しぶりやのう。帰ってきたんか?」って、
声をかけられそうな気がします。


用事を済ませた後、せっかくなので街の中を歩いてみます。


それにしてもRenfeは、駅も列車もグラッフィティだらけ。

個人的にはグラフィッティアートを見るのが好きなのだけど、許可がない場合は器物破損にあたる犯罪行為です。
2018年、カタルーニャ州でRenfeの列車や駅のグラフィティを消すのに、何と1.000万ユーロ以上の費用がかかった(→ニュース)と知っては、好きだとかそんな呑気なことを言っている場合ではありません。

これも立派なアートとは言え、社会不安が増えると無謀なグラフィティも増える。
解決策として、合法的にグラッフィティを描けるカルチャースペースが増えているようです。
そのひとつが、いつ完成するかわからない(未来の)Sagrera駅の近くにあるNau Bostik

「三年寝太郎」という昔ばなしが好きで、息子たちによく読み聞かせをしたものです。
それがいけなかったのか、なかなか目覚めないうちの息子たち。
次男、やっと五年(とーさんに言わせると十年)の眠りから目を覚まし、突如やりたいことに目覚めて勉強を始め、就職までたどり着きました。
その次男が勉強と趣味を兼ねて作ったビデオクリップの撮影場所が、グラフィティいっぱいのNau Bostikです。
歌っているのは彼の友人ナビル君。
まだまだ素人だけど、皆、夢に向かって頑張れ!


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