毎年、行き先はフランスピレネーの山の中と決まっているし、宿は寝るだけなので適当に、安くて空いているところを決めれば良いのだけれど。
「あ、いいのがあるよ。」と、とーさん。
どれどれ…ピレネーから少し遠いじゃないですか。ピレネーから下りてフランスを少し北上したところ。Audeのど田舎ね。
なになに…朝・夕食付のベジタリアンペンションですか。とーさんのベジタリアン化は日に日に進んでいるようです。
私が楽しみにしている鴨料理はお昼に食べればよいのだし、オッケー!それでいきましょう。
さて、今回のお宿「Chambres d'Hôtes Lavaldieu」
ダブルのお部屋で、バス・トイレは共同というのが唯一の難でしたが、週の間は私たちが一軒貸し切り状態となりました。何もない田舎まで来る人はあまりいないようです。
この夜は強風で、森の大木たちの唸り声はまるで嵐の海ようだけど、厚い壁のお家に入るとピタッと音が聞こえなくなり、まさに静寂の世界です。
夜の見回りワン君に、守られているのか、監視されているのか…
夕食で気に入った2品は、シンプルなビーツスープと、もうお肉はいらないと本気で思わせてくれた小豆ハンバーグ。これはもう作るしかない。
取り立てて何もないとは言え、カタリ派の里と呼ばれるこの地域はお城がいっぱい。
今回はこの辺りの急カーブが続く田舎道を走って、小さなお城巡りをしてみよう。
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