2019年11月22日金曜日

何もなさそうなIgualadaで見つけたもの


10月末に遡ります。山友達ダマリスから、山歩きではなく田舎歩きのお誘いがありました。
ハードな山歩きの気分ではなかった日曜日、バルセロナ県のIgualada郊外のSant Martì de Tousを歩くという野山歩きの提案に、二つ返事でOKを出しました。
20年ほど前にサンアントニのお祭りに行ったぐらいで、何か用事がなければ行くことはないであろうIgualada郊外は、見渡す限り農地です。

標識があるということは歩くコースがあるということで、
何もないということではないのね。
でも、何もなさそうな...
でも、この何もなさそうなところを何も考えないで歩くのが良いのかもしれません。
たいした勾配もなく、のんびりな野山歩きです。


野山歩きで見かけると、いつもとーさんが「これはTapaculo(お尻の蓋)だよ。」と教えてくれていたこの赤い実。その度に、ふうん...と軽く流していたのだけど、突然ダマリスが摘み始めました。「食べるの?」
「何言ってんのよ。これ貴重なRosa Mosuquita(ローズヒップ)よ!これで美容液を作るんだから、さあ摘んで摘んで。」と言われてびっくり。お尻の蓋とは偉い違いです。


アーモンドオイルに浸して美容液を作るそうです。
美容に詳しいダマリス。
キレイなはずだ。

Saltant de la Fouに着いたけれど、
この日は滝もありませんでした。
やっぱり何もない。


何もないんじゃない。
ごく当たり前の自然の中で、
息をしている自分がいるじゃないか、
と思わせてくれる野山歩き。


お腹もすいてきたので、この辺りで食べようかということになり、
偶然見つけたレストラン L'Eucaria


偶然入ったレストランが大当たりだった件、たまにあるのです。
私はトロトロの豚の頬肉。
とーさんは、シンプルな羊のロースト。

カルソッツの季節に、是非また訪れたいレストランにリストアップしました。


どうぞご自由にお獲り下さいと言われていただいた甘~い柿。
これを食べたからには、この冬は風邪知らずでありますように。

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