2008年11月23日日曜日

私立医療保険 一時帰国時や海外旅行中の使い方(1)

スペインの私立医療保険に加入されている方で意外とご存知ないのが、海外救急の使い方です。
日本に帰国された時、子供さんの発熱、水疱瘡は珍しいことではありません。
スーツケースが重くてぎっくり腰になってしまうこともありますね。
肺炎で入院ということも起こり得ます。
救急の場合は、私立の医療保険でカバーされるのです。(薬代は除く)
日本帰国時に限らず、ヨーロッパ等スペイン外を旅行されている時も同様です。
ただし保険契約により、1回の旅行が60日以内であることとか、90日以内であることとかが条件になっていますので、確認してみてください。

1.まずは落ち着いて病院に行きます。
ヨーロッパ等で、救急病院がわからない時は、保険カードにあるサービス電話番号を回しましょう。最寄の救急病院を指定してくれます。

2.診断書をもらいます。英語やスペイン語で出してもらえればベストですが、日本語でも大丈夫。
「急性下痢」のように「急性」という文言が入るほうがいいでしょう。

3.医療費を自費で払って、領収書をもらいます。

4.スペインに帰ってきたら、診断書と領収書を持って、出来るだけ早く保険会社の窓口に行きましょう。
診断書と領収書はコピーを取っておいて、コピーの空きスペースに、自分で簡単なスペイン語訳を書き込んでおきます。
ただし高額になる場合は、正式なスペイン語訳が必要になることもありますが、保険会社によっては翻訳料もカバーされることがあります。

5.1週間~2週間後に、保険会社から医療費が指定銀行に振り込まれます。

保険商品によって、1年の海外緊急限度額が決まっ ています。  

(例)
DKV INTEGRAL  12.000ユーロ
Sanitas Multi   10.000
AXA  Optima    6.010

CUADRO MEDICO(提携病院のガイドブック)の受診のみ可能なタイプの契約では、海外での歯科治療はカバーされませんが、REEMBOLSOタイプの契約は、救急の場合の歯科治療がカバーされます。
詳しくは、次回のブログで説明することにします。
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2008年11月10日月曜日

女性必見 オナグラの秘密


中国気功で別人のように元気になった私を、未だに悩ます尿道炎。
2年前に泌尿器科で検査を受け、年に1,2度の女性の尿道炎は許容範囲内と言われたのですが、やっぱり辛い!
10年前、息子達の慢性化していた中耳炎がHOMEOPATIA(ホメオパシー)で驚異的に治ったのを思い出し、行ってみることにしました。
ニコニコ元気なマリア・ロサ先生「どうしました?」
私「慢性化した尿道炎がつらくて。」
おもむろに私の目の虹彩を観察しながら、「頚椎が痛いでしょ。ホルモンの変化がみられるし、今ちょっと疲れてるね。」と言われて目が点になりました。
頚椎を伸ばす気功のポーズの練習が過ぎて、ここ2,3日頚椎が痛かったのです。
目の虹彩には体の全ての調子が現れるそうです。

処方されたのは、
ACEITE DE ONAGRA500mgを毎日3カプセル
PAU D’ARCO毎日1粒
COMPOSITUM HEELを週に1回1アンプル

ここで注目すべきはACEITE DE ONAGRA(月見草オイル)。
女性ホルモンのバランスを整え、私の場合は乾燥肌体質なので、尿道炎予防にも有効だそうです。

実は数年前、産婦人科のカテリーナ先生にも月見草オイルを強く勧められたことがあるのです。プレも含めて更年期障害、月経前症候群に良く効くそうです。
女性の「その気減退」を回復させる効用もあると言い切ったカテリーナ先生。
つい最近まで、テクノン病院で私立医療保険対象外の先生でしたが、今はニューリアルされたキロン病院に移籍し、DKVとSanitasがカバーするようになりました。

という訳で、買ってきました、ACEITE DE ONAGRA。
FARMASIAや健康薬品ショップにたくさんありました。
我が家のお嬢ネコKIMIちゃんも飲みたそう。
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初めてのインプラント(2) いよいよ本番

抜歯から仮歯を入れるまでは、前回お話しましたが、ここからはいよいよインプラントです。インプラントを受けられる方の参考になるよう記録しておきます。

10月21日:
インプラントに備えて、レントゲン写真を撮りに行く。
これは私の入っているDKVの医療保険がきくので無料。

10月27日:
レントゲン写真を持参しての診察。
歯茎、骨の状態を診て、手術は11月8日に決定。(抜歯から丁度2ケ月目)
歯茎が柔らかすぎてもいけないし、かと言って、時間をあけすぎると、歯茎が後退して、かぶせ歯が長くなって他の歯とのバランスが悪くなるとの説明あり。

11月3日:診察

11月7日(手術前夜):抗生物質を飲み始める。

11月8日(当日):
いよいよインプラントの埋め込み手術です。
麻酔注射を歯茎にブスブス打たれ、あっという間に左顔面無感覚状態..なので何をされているのかわかりませんでしたが、抜歯や虫歯治療よりうーんと楽な感じです。30分弱で終了。えっ、もう終わり?
痛み、出血、腫れ、皮下出血もなく、インプラント費750ユーロを支払って帰宅。
その後は抗生物質と鎮痛消炎剤を8時間毎に服用。

11月9日~10日:
左頬がわずかに腫れる。
他人が見てもほとんどわからないくらいの腫れだが、これは体の傷を修復しようとする体の自然反応なので心配ないそうだ。

抜歯は11月17日、かぶせ歯を入れるのは3ケ月後。かぶせ歯代が350ユーロなので、インプラント費用は合計1.100ユーロとなります。

来年の2月にかぶせ歯が入るまでは、仮歯で過ごすことになりますが、インプラントの埋め込みが終わってほっと一息ついたところです。

2008年11月4日火曜日

REVISION ANUAL – 私立医療保険で健康診断

CORDEROを美味しく食べられますか? 疲れを歳のせいにしてませんか?
私立の医療保険に加入していながら、健康診断を受けていない方が多いようです。
せっかく保険料を払っているのですから、迷わず健康診断を受けましょう。
朝食抜きで受けるので、朝は9時ごろから始めて、1時間半もあれば終わってしまいます。

手順は次の通り
1.保険会社に電話をして、REVISION ANUAL(定期健診)を、どの
クリニックで受けられるか問い合わせる。
私に直接お問い合わせくださってもけっこうです。  

2.クリニックに電話をして、時間予約をする。

3.保険会社に、電話やネットで「AUTORIZACION」
番号をもらっておく。

4.クリニックの受付で医療保険カードを提示する時、AUTORIZACION番 
号を聞かれるので、それに答える。

5.帰り際に、結果をもらうための時間予約をしておく。
(結果が出るのは約1週間後となります)

6.結果報告の当日は、診断結果を見ながら、ドクターが健康の
アドバイスをしてくれる。

検査項目は、血液検査、尿検査、問診、血圧、聴力、視力、心電図です。
問診の時に、消化器系の不調や、既往症など気になることを話しておけば、検査の項目を増やしてくれます。

スペイン語に少々自信がなくても、スペイン語の練習をかねて行くのもいいのではないでしょうか。

いつまでも、美味しいスペイン料理とワインを楽しめるよう、日々の健康管理のためにも、健康診断を受けましょう!!

2008年11月1日土曜日

おいしい水 わが家のFUENTE



 
おいしい水の溢れる日本で育った私達。子供の頃は蛇口から出るお水を飲むのが当たり前でしたが、日本でも今は浄水器のある家庭が多いと聞きます。

あれは1年前、浄水器のセールスマンがやって来ました。
水にこだわりのない私は、フンフンと軽く聞き流していたのですが、水質検査を始めたところで、突如セールスマンが優勢に。
電気分解された我が家の水道水は、ヘドロのごとくドロドロになってしまいました。
塩素、鉛、トリハロメンタン、石灰..バルセロナの水道水の水質の悪さはわかっていたことだけど、このドロドロを見せられると、水道水を飲むことは勿論、料理に使う気もいっぺんに失せました。
セールスマンの一人勝ちで、即日契約。
1年前の1000ユーロの出費は痛かったけれど、蛇口の横に取り付けられたミニ蛇口から飲料水が出てくるのはとても便利です。お米を炊いてもおいしいし、お豆も早く煮上がります。
購入したのは、ビルトイン方式の浄水器。
流し台の下にあるのはフィルター部と5リットルの浄水のデポジットです。
5リットルを一気に使い切ると、またいっぱいに溜まるまでに1時間ほどかかるので、飲料水と煮炊き用で、野菜洗いまでは無理ですが。
スーパーでの買出しで、ミネラルウォーターを買わなくてすむのは大助かりです。
メンテナンスは1年毎、フィルターを替えたりするのに130ユーロ必要ですが、浄水器はここ1年の我が家の買い物の中でのヒット商品となりました。